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月下美人の名前の由来と花言葉!俗説やコウモリとの関係も!

月下美人 花言葉

月下美人の名前の由来と花言葉!俗説やコウモリとの関係も! 月下美人という花をご存知ですか?

 

バラやタンポポのような普通の花の名前
とは、かなりの違いがありますよね。

 

何とも綺麗な日本名を持つ植物ですが、
原産は海外のようです。

 

さぞかし美しい 花言葉を持っていそうな
雰囲気を感じますよね。

 

そこで今回は、月下美人の名前の由来や
花言葉
などをご紹介します。

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目次

月下美人の名前の由来と英名は?

この美しい名前は、 に花が咲き始め、
朝には萎んでしまうことに由来します。

 

「月の下でしか咲かない美しい花」
ということを意味するようです。

 

一説によると・・・

大正12年、昭和天皇がまだ皇太子だった
頃に 台湾を訪問された際、この花の名前
を尋ねれらたそうです。

 

その時、台湾の総督だった田健次郎氏
とっさに「月下の美人です」と答えたと
いわれています。

 

田健次郎氏は、後の第18代内閣総理大臣
となる寺内正毅氏の内閣発足に尽力した
人物で、逓信大臣などを経て、台湾総督
に就任しています。

 

また、月下美人の 英名は・・・
「Dutchman’s pipe cactus」
といいます。

 

訳すと「夜の女王」ですから、日本名と
似たような意味ですね。

 

 

月下美人の花言葉と由来は?

月下美人の 花言葉は・・・

「はかない美」「はかない恋」
「あでやかな美人」「快楽」

とされています。

 

月の光の下、一晩しか咲かない花の切なさ
を感じさせるような言葉が印象的です。

 

また、はかない命だからこその美しさ
表しているようにも思えます。

 

花の名にも 「月」という文字が入ることで、
神秘的でありながらも、なんとなく淋し気
な雰囲気を感じます。

 

 

月下美人の誤った俗説やコウモリとの関係!

月下美人は、その美しさから珍しい花として
好奇の目にさらされていました。

 

それにちなみ、様々な言い伝えや俗説があり
ますが、実は間違ったものが多いのです。

 

例えば、下記のようなものが挙げられます。

・1年に1度しか咲かない
きちんと手入れをすることで、年に2回以上
花を咲かせます。

 

養分をしっかり与えて蓄えさせておけば、
咲いてくれるようです。

 

・すべて同じ日に花が咲く
1つの株から分かれたため、このような俗説
が生まれたようです。

 

同じ株であっても長期間の同調性はないため、
同じ日に花が咲くということはありません。

 

その株の気温や湿度などの環境により、花を
咲かせるタイミングも変化します。

 

・新月の夜にしか咲かない
なんだか神秘的な話ですね。

 

月下美人の原産地には、花の蜜や花粉を食す
小型のコウモリがいました。

 

コウモリが月下美人の花粉を運ぶ役割をして
いたとされています。

 

コウモリが新月の夜に活動している様子から
このような俗説が出たようですが、この話も
誤りです。

 

また、反対に満月の夜しか咲かないという説
もありますが、これも誤りで、月の満ち欠け
との因果関係はありません。

 

いろんな噂が立つところも、まさに美人ゆえ
の宿命という感じがしますね。

 

 

月下美人の特徴

サボテン科クジャクサボテン属の花です。

 

メキシコの熱帯雨林地帯が原産地とされて
います。

 

開花時期は6~11月の間で、白くて美しい花
を咲かせます。

 

夕方になると香りが漂い始め、20~25cmの
大きな花がゆっくりと開いていきます。

 

花の持ちは一晩だけです。

 

小型コウモリを通じて受粉するように適応
していったため、夜に咲くようになったと
いわれています。

 

観賞用だけでなく 食用にもなり、台湾では
スープの材料にも使用されています。

 

 

月下美人の花を見かける機会は少ないかも
しれませんが、もし見かけたら花言葉を
思い出して下さいね。

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