ダウン症の子が生まれる確率と母親の年齢の関係!男性も関与?
初産の年齢も上がっています。
当然、高齢出産の女性が増えることに
なりますが、そこには不安材料も…。
「ダウン症の子が生まれてこないか」
といった懸念もあります。
これまでの研究でも、高齢出産になるほど
発症率は高まる、とされています。
そこで今回は、ダウン症の子が生まれる確率
と母親の年齢との関係性についてご紹介します。
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目次
ダウン症の子が生まれるのになぜ親の年齢が関係あるの?
ダウン症の子どもが生まれる理由として…
・受精卵が分裂する過程での発育の異常
という2つが挙げられています。
どちらも、妊娠の過程で自然に発生すること
であり、遺伝等の要素はありません。
つまり、兄弟や親戚などにダウン症を持つ人
がいるとしても、自分の子が発症する確率が
上がるということもありません。
一般的に、出産時の 年齢が上がることにより
発症率も上がるといわれていますよね。
これは卵子や精子の機能が加齢とともに低下
してしまうためです。
そもそも、女性が作り出す卵子のすべては、
母親の胎内にいる時には形成されています。
したがって、40歳で出産を迎える人の場合、
40年近く経過した卵子がようやく排卵期を
迎え、 受精することになります。
排卵期を迎えるまでは細胞分裂も停止した
状態にあります。
高齢になればなるほど、体内に温存されて
いた卵子が劣化して、細胞分裂の過程の中
で染色体異常を起こす可能性も高まります。
ダウン症だけでなく、高齢出産により 流産
やその他のリスクが高まってしまうのには、
こういった背景があるからです。
胎児のダウン症はいつわかるの?エコーや精密検査?
ダウン症の子が生まれる母親の年齢別の確率は?
ダウン症の子供が生まれる確率を平均化
すると“ 1/1000”くらいといわれています。
年齢別にみると・・・
25歳:1/1250
30歳:1/952
35歳:1/385
36歳:1/294
37歳:1/227
38歳:1/175
39歳:1/137
40歳:1/106
となっています。
やはり、20代と30代後半を比べると、
確率の差が目立ちます。
これは、初産年齢ではなく、第2子や3子を
出産する時の年齢をデータ化しています。
女性は、初潮の後から一生分の卵子を毎月
少しずつ排卵していくわけですが、時間が
経つにつれ劣化しているのもうなずけます。
ただし、20歳でも1667人に1人はダウン症
の子が生まれるので、意外と多いという
印象を受けてしまいます。
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ダウン症の子が生まれる年齢別の確率・男性も関係ある?
男性側(夫)の年齢と、ダウン症の子ども
が生まれる関係性については、正確な数値
としてのデータがまだありません。
それでも、何かしらの因果関係はあると
考えられています。
というのも、男性の精子は年齢だけでなく、
喫煙や飲酒などの生活習慣からも、かなり
影響を受けるためです。
男性の精子も、40代に入ると質・量ともに
ぐっと低下し、奇形率も上がります。
奇形の精子は、受精しにくいことから 不妊
になったり、受精しても分裂異常を起こす
可能性があると考えられています。
このことから、ダウン症の子供が生まれる
可能性と男性の年齢が高いことは、無関係
とはいえないようです。
ダウン症の子どもが誕生するのは本当に
偶発的なことで、誰にでも起こり得ます。
高齢でも、若くても可能性はありますので
参考程度にとどめておいて下さいね。
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