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長雨の候の読み方と意味!時期は?時候の挨拶を含む例文も!

長雨の候 意味

長雨の候の読み方と意味!時期は?時候の挨拶を含む例文も!手紙やハガキなどで 「長雨の候」という
言葉を使ったことがありますか?

 

日本には 春夏秋冬の四季があり、それぞれに
季節感を感じさせる気候の変動や植物の開花
など、美しい情景を表す言葉があります。

 

美しい四季があるからこそ、季語という
考え方が生まれ、短い文句の中に想いを
託すことができるんですよね。

 

それでは「長雨」と聞いて、どの季節を
思い描きますか?

「春の長雨」?「秋の長雨」?

 

天気予報でどちらも聞いたことがある方
もいらっしゃいますよね。

 

「春の長雨」は春雨(はるさめ)、
または、春霖(しゅんりん)とも呼びます。

3月中旬から4月の頭にかけての雨の
ことを指します。

 

「秋の長雨」は秋雨(あきさめ)、
もしくは秋霖(しゅうりん)とも呼びます。

秋の初めである9月頃に降り続く雨の
ことを表しています。

 

一方、手紙の中で「長雨の候」という
時候の挨拶が使われるのをご存知の方も
多いことでしょう。

 

実は、この時に使われる「長雨」は
春と秋のどちらでもありません。

 

そこで今回は、「長雨の候」の意味や
時期、使い方
などをご紹介します!

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目次

長雨の候の読み方と意味は?

「長雨の候」の読み方は
「ながあめのこう」です。

6月の梅雨の時期を意味する
時候の挨拶として使われます。

 

秋になると秋雨前線の話を天気予報
などで聞くことが多いと思います。

 

でも、長雨の候は秋に使われる
表現ではないことにご注意ください。

 

単に「花」と言えば「桜」を表すように、
「長雨の候」と言えば 「梅雨」のことを
指していると覚えておきましょう。

 

候は「〇〇の季節がやってきました」
という意味で用いられる表現で、他にも
「折」「みぎり」などで代用が効きます。

 

 

長雨の候の時期は?いつ?

「長雨の候」が梅雨の時期に使われる
表現というところまで分かりました。

 

それでは、具体的には何月に使うのか
というと、6月になります。

 

他にも6月に使われる時候の挨拶には
以下のようなものがあります。

 

・入梅の候
・さわやかな初夏の季節
・うっとうしい梅雨の季節
・初夏の風に肌も汗ばむ頃
・暑さ日増しに厳しく
・梅雨がうっとうしい折から
・時候不順の折

 

実際に手紙を出すときに、気候に
応じて適したものをチョイスできる
よう、併せて知っておくと便利です。

 

梅雨の時期であれば 7月でも長雨の候
を使えますが、贈る相手の方の地域
の天候や気候なども配慮して下さい。
 
入梅の候の意味と使い方!
 

 

長雨の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び

最後に「長雨の候」の使い方を
例文にしてご紹介します。

 

手紙には、季節を表す時候の挨拶に加え、
相手を労わる気持ちを伝えます。

 

本文を書き終えたら、最後に 結びという
締めの挨拶をするのが一般的です。

 

(書き出しの例文)

・拝啓 長雨の候、ご機嫌うるわしくお過ごしのことと存じます。
・拝啓 長雨の候、皆様にはますますご健勝の事と存じます。
・長雨の候、傘の手放せない日が続きますね。

 

(結び)

・不順な天候がつづいておりますゆえ、どうぞくれぐれもご自愛ください。敬具
・これから暑い季節を迎えますので、いっそうのご自愛のほどお願い申し上げます。敬具
・雨ばかりの毎日、お身体にはご留意ください。
・時節柄、お風邪など召されぬようご自愛ください。

 

頭語に 「拝啓」を用いた場合は
必ず「敬具」「かしこ(女性のみ)」
といった結語で締めて下さいね。

 

雨でなかなか外出ができない時期です。

お会いできない友人に、手紙でも
出してみてはいかがでしょうか。
 
6月に使用できる時候の挨拶!
 

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