お内裏様とお雛様の位置は左右どっち?衣装やモデルの人物は?
ひな祭りですね。
3月3日は桃の節句、女の子がいるご家庭では、毎年雛人形を飾る
ということも多いかと思います。
でも、お内裏様とお雛様は左右どっちの位置に飾るのか、
毎年迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
その他にも・・・
あの二人はどんな人物で、どんな関係で、
モデルとなった人物がいるのかなど、
実は知らないことが多かったりしませんか?
そこで今回は、お内裏様とお雛様に関する豆知識をご紹介します!
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目次
お内裏様とお雛様・位置は?左右どっち?
お内裏様とお雛様を飾るときに、毎年左右どっちに
置けばいいのか、と迷う人もいるようです。
雛人形のチラシと見比べたり、なんてことも
経験済みの人が多いかもしれません。
正解はというと・・・
一般的にはお内裏様が向かって左、お雛様が右です。
結婚式の新郎新婦と同じ並びなんですね。
ここで「当たり前だ!」と激怒される人も…。
ですが、実は京雛や日本古来のものは左右が
逆になっているんです。
それは古来から 左側が上位とされているからです。
これに習えば、雛人形の場合は、
向かって右側が上位ということになるわけです。
「朝廷では、左大臣の方が右大臣より偉い」と
学校の歴史の授業で習った記憶があるでしょう。
しかし、明治の文明開化に伴い、日本でも西洋式に
「向かって左が上位」という風に変わったのです。
つまり、京雛は日本古来の伝統を
受け継いでいる形ということですね。
お内裏様とお雛様・2人の関係は?モデルはいるの?
さて、そもそもお内裏様とお雛様には
モデルとなった人物がいるのでしょうか?
もちろんご存知ですよね…。
実は、雛人形は平安時代からあるもので、
特定のモデルとなる人物は存在しません。
天皇と皇后をモデルにしているというのは、
概ね、予想が付くところですよね。
二人の関係はもちろん、 夫婦です。
というより、雛人形自体が「婚礼の儀」を
表すものなので、随分賑やかに作られています。
三人官女、五人囃子までなら
誰もがご存知ですよね。
ちなみに、男の人形をお内裏様、
女の人形をお雛様と呼ぶことが多いですが、
そこには、ある問題が・・・。
本来、お内裏様というのは、男の人形だけでなく
男女2人の人形を指すというのです。
「内裏雛」もしくは 「男雛、女雛」という
呼び方が本来のものなんですね。
誰もが歌える 「ひな祭り」の歌でも
「お内裏様とお雛様」というフレーズがあるため、
現在では、お内裏様は男性、お雛様は女性という
認識の人が多くなってしまったようです。
ですから、現在で例えると
「お内裏様=天皇皇后両陛下」となるんですね。
そして、三人官女以下の登場人物は、
2人にお仕えする人たちで、身分も高い人たちだと
用意に想像することができますね。
雛人形の三人官女の意味・眉やお歯黒も注目!
お内裏様とお雛様・衣装は何を着てる?
雛人形の衣装は、そもそも平安時代の宮廷で
着られていたものを再現しています。
お雛様(女雛)は、 裳唐衣(もからぎぬ)
というものを身につけています。
「十二単ではないの?」
と思われる方もいるかもしれませんね。
十二単というのは名前の通り、
十二の衣をまとったものをいいます。
その一番上にきるのが裳唐衣です。
雛人形の場合は省略されているものもありますので、
厳密に言うと十二単とは言えないものも多いのです。
そして、お内裏様(男雛)の衣装は
「束帯(そくたい)」と呼ばれるもので
こちらは宮廷で正装として着られていたものです。
したがって、お内裏様、お雛様ともに
本物の着物のミニチュア版というのが
一番豪華な雛人形になります。
これを「どれだけ簡素化するのか」ということで
お値段が変わってくるようですよ。
確かに、同じ七段飾りでも価格の違いに
ビックリすることもありますね。
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