本みりん・みりん風調味料・発酵調味料の違い!成分や効果、使い分け!
和食にみりんは欠かせない調味料です。
上手に利用することにより、料理に甘みや
コク、照りを出すことができます。
最近では、他にも「みりん風調味料」や
「発酵調味料」なども目にしますよね。
これらにはどのような違いがあり、
それぞれどんなメリットがあるのでしょうか…。
そこで、今回はみりん・みりん風調味料・
発酵調味料の違いについてご説明します!
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目次
本みりんの製法や成分、使用する効果は?
本来のみりんは、他の類似した調味料と区別
するために本みりんと呼ばれています。
もち米、米麹、焼酎などが原料とされており、
これらを合わせ熟成させて製造されています。
一番の特徴といえば、成分にアルコール
が含まれている点です。
本みりんの持つ効果としては・・・
・糖分により料理に照りを出すことができる
・糖分によって食材のもつ旨みをキープする
などが挙げられます。
もともと本みりんの原料に糖分は添加されて
いませんが、製造過程によって糖化が起こり、
特有の甘みが出てきます。
煮物などに強過ぎない上品な甘さを加える時
に重宝されています。
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みりん風調味料の成分や味、使い分け、値段の違いは?
みりん風調味料は、ブドウ糖や水飴といった
糖類にうまみ調味料や香料を加えています。
原料や製法は随分異なっていますが、これで
みりん風の調味料に仕上がります。
本みりんとの成分の違いを比較してみると、
アルコール分がかなり少なくなっています。
本みりんは12~15%くらいのアルコール度数
であるのに対し、1%未満しかありません。
アルコール分がごく僅かなので、非加熱の料理
で使用できるといったメリットがあります。
使い分けとしては、サラダのドレッシングなど
にも利用できます。
アルコール分が強くなると、加熱調理が必要に
なるため、本みりんとの大きな違いの1つです。
もともと糖分が含まれているので、調理により
照りや甘みを出すことは可能です。
ただし、アルコールの含有量から見ても、
肉や魚の消臭効果は期待できません。
また、値段に関しても、みりん風調味料の方が
かなりお求めやすくなっています。
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みりんタイプの発酵調味料は何が違うの?
みりんタイプの発酵調味料は、 米、米麹、糖類、
塩、アルコールを原料とする調味料です。
本みりんの成分との一番の違いとして、塩分
が含まれているという点になります。
アルコール度数は8~15%と、商品によっても
異なっています。
アルコールが含まれることで、食品の消臭効果
は得ることができます。
お値段は、上記2つの中間くらいに位置します。
塩分が含まれているため、家族に高血圧の人が
いる場合、頻繁に使用しない方がよいでしょう。
本みりんは高価な調味料ですので、それぞれの
特徴を活かしながら、上手く使い分けるように
するとよいですね。
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