雲海の発生条件!おすすめスポットは阿蘇大観峰・北海道トマム!
気分が味わえる 雲海。
日本各地でも、雲海で有名な観光スポットが
ありますが、自然現象なので必ず見れるとは
限りません。
せっかく旅行で訪れるのでしたら、少しでも
確率の良い時に行ってみたいですね。
ただし、発生しやすい条件を確認しておく
必要があるでしょう。
そこで今回は、雲海の発生条件と日本での
おすすめスポットをご紹介します。
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目次
雲海の発生条件とは?
雲海というのは、文字通り雲が一面を覆い
尽くし、 海のように見える状態です。
もともとは高い山の頂や飛行機など、標高
が高い場所から見渡せる風景のことを指す
言葉です。
付近の山々が、雲の中に浮かぶ島々に見える
ことから雲海と呼ばれるようになりました。
濃霧、もしくは霧を発生しやすい 層雲という
雲により形成され、山沿いなどに発生しやす
くなっています。
霧は、地表から離れた場合に層雲と呼び方も
変わるため、事実上は白く深い霧に包まれた
状態が雲海を作り上げています。
もちろん自然現象ですから、様々な発生条件
をクリアして初めて、見ることができます。
具体的な 条件としては・・・
・放射冷却によって地表が冷やされる
・空気が冷たい
・風がなく、霧が流されずにとどまっている
・空気中の水分飽和を超えて霧が発生している
といったものです。
また、季節的には 春や 秋に比較的多く見られ、
冷え込んだ早朝などに幻想的な世界を作り出す
ことが多いです。
寒いだけではなく、朝晩の寒暖差が大きい季節
や地域などが発生しやすい条件ともいえます。
また、空気が乾燥した時よりも、雨上がりの
ように空気中に水分が多く含まれた状態の時
に好発するようです。
雲海のおすすめスポット・阿蘇大観峰で見る絶景!
熊本県にある阿蘇の 大観峰(遠見ヶ鼻)は、
広大なカルデラ盆地だけでなく、九重連山
も見渡すことができる場所です。
世界最大級とも呼ばれるカルデラの中心部
には阿蘇五岳が、そして、その周りには町
が広がっています。
その全体を包み込むように存在する外輪山
の一角にあるのが、阿蘇大観峰です。
寒暖の差が激しい季節の早朝には、カルデラ
盆地を埋め尽くすように雲海が発生しやすく
なっています。
発生確率が高いのは、やはり春と秋で、特に
10月下旬~11月は高確率で見られます。
雨上がりの翌日などが狙い目で、日本屈指の
雲海が見られそうです。
雲海のおすすめスポット・高千穂国見ヶ丘で見る絶景!
宮崎県の絶景スポットで、東に 高千穂盆地、
西には 阿蘇外輪山が望める場所です。
2011年、ここからの景色がミシュランガイド
で1つ星を獲得しました。
阿蘇五岳の稜線は、お釈迦様が寝ている姿
に見えることから「涅槃像(ねはんぞう)」
ともいわれています。
高千穂国見ケ丘から雲海に浮かぶ涅槃像は、
とても幻想的な景色を作り出します。
また、 360度の大パノラマで雲海を見ること
ができるため、まるで雲の上に昇ったような
錯覚を起こすほどです。
9月下旬~11月初旬の秋から初冬にかけて、
発生条件が整う日も多くなるようです。
雲の合間から顔を見せる山々が神秘的で、
一見の価値ありです。
霧氷・樹氷・細氷(ダイヤモンドダスト)の違いと発生条件!
雲海のおすすめスポット・北海道トマムならではの絶景!
北海道にあるトマムリゾートには、2005年
オープンした 「雲海テラス」という
スポットがあります。
ゴンドラに乗って山頂に行き、雲海を見物
することができます。
北海道の十勝や釧路沖は、夏でも海水温が
低いため、太平洋からの暖かい空気が流れ
込むことで発生しやすくなります。
毎年5月の中旬~10月までゴンドラが運行
され、雲海を見られる確率も 50%程あると
いわれています。
霧が濃すぎると運行できないこともあると
いうほど、普段は絶妙で貴重な景色が見ら
れるはずです。
朝食を楽しみながら、ヨガを行いながらも
見ることのできるおすすめスポットです。
雲海は、必ず見られるわけではない景色
だからこそ、見られた時の喜びは大きく
感じられます。
有名な場所は日本各地にありますので、
早起きして見に行くのも良いですね。
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