林檎の名前の由来と花言葉!旧約聖書やギリシャ神話の影響も!
林檎(りんご)。
家庭でもよく食べられている
果物としては身近な存在で、とても有名
ですが、花言葉もちゃんとあります。
生産者農家の方しか、意外と 花を見たこと
がある方は少ないかもしれませんね。
旧約聖書やギリシャ神話などにも登場する
ため、知っておくと便利かもしれません。
そこで今回は、林檎の名前の由来や花言葉、
植物としての特徴などをご紹介します。
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目次
林檎の名前の由来は?
林檎の名前の 由来には、諸説あるようです。
平安時代に「利宇古宇(りうこう、りうごう)」
と呼ばれていたものが、転訛していった説。
また、中国語では「檎」は「家禽」の「禽」に
相当し、鳥を意味しています。
鋭い爪やくちばしを持ち、小動物などを捕食
する鷹や鷲、フクロウなどを「猛禽類」と
呼びますので、わかりやすいですね。
果実が甘いので、鳥がたくさん集まって来る
ことから林檎になったという説です。
さらに、「檎」は漢音では 「キン」、呉音で
は 「ゴン」と発音します。
リンキンやリンゴンと呼ばれていましたが、
それが転じてリンゴになったという説など
もあります。
ちなみに、学名の「Malus」は、林檎の木を
意味するラテン語に由来しています。
また、英語の「apple」とは本来、 果物全般
を指す言葉だったといわれています。
「pine apple(パイナップル)」も文字通り
「松の実」を指していたようです。
現在では、アップル以外にはちょっと考えられ
ないですが…。
林檎の花言葉と由来・英語では?
林檎の 花言葉は・・・
「最もやさしき女性に」「最も美しい人へ」
「名声」「永久の幸せ」「後悔」
といったものです。
また、果実や木にも花言葉が存在し、
木 =「名誉」
とされています。
「優先」は、林檎の美しい花が、後の有益な
果実の先駆とされたことに由来しています。
「選択」は、ギリシア神話のトロイア戦争の
原因となった 「パリスの審判」に由来すると
いう説が有力です。
果実の「誘惑」「後悔」は・・・
ヘビにそそのかされたアダムとイヴが、禁断
の果実を食べて、エデンの園を追放されたと
いう旧約聖書の「創世記」から来ています。
ちなみに、アダムが食べた善悪の知識の実は、
何の果実だったのかという記載はありません。
また、ヘビにそそのかされたのは イブは、
アダムにも勧めたため、2人は食べてしまい
ました。
実を食べて知識が身に付いた2人は、自分たち
が裸であることを悟り、急に恥ずかしがったと
いわれています。
西洋(英語)での花言葉は・・・
「preference」=「優先」「好み」「選択」
となっています。
林檎の果実の場合は・・・
「temptation」=「誘惑」
です。
もともとは西洋での意味が日本に入ってきた
と考えられます。
林檎の特徴
バラ科リンゴ属の落葉高木樹ですが、その
果実を意味することもあります。
林檎の原産地としては、カザフスタン南部、
キルギスタン、タジキスタンの辺りとされ
ています。
そこからヨーロッパやアジアを通して
日本に伝わったようです。
現在日本で栽培されているものは明治時代
以降に入ってきたものです。
その後、品種改良が加えられ、現在の品種が
誕生したとされています。
現在では、世界中に約7500種類以上の林檎が
存在しますが、暑さに弱く 熱帯地域での栽培
は難しいようです。
晩春には白い花を咲かせ、9~10月になると
果実が収穫されます。
また、「1日1個の林檎で医者いらず」との
言い伝えもあるくらい、栄養が豊富です。
もし、花を見る機会があれば、花言葉を
思い出して下さいね。
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