シャクナゲの花言葉と名前の由来!「高嶺の花」を意味する植物
シャクナゲがあります。
赤と白が混じり合ったような花の色、大きくて派手な
花びらがとても印象的で、その気品ある美しさから
「花木の女王」とまで呼ばれています。
ですが、葉には密かに毒があったり、元は高山の奥地
でしか見られなかったりと、どこかミステリアスな
魅力があるのがシャクナゲなのです。
そこで今回は、シャクナゲの花言葉や
名前の由来などについてご紹介します!
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目次
シャクナゲ・名前の由来は?
元々は中国原産であるシャクナゲ。
少し変わった名前ですが、元々は別の花名が
付けられていたようです。
「石南花」と書いたものを 「しゃくなんげ」と
呼んだのが少しずつ変化して「しゃくなげ」という
読み方が定着したという説が最も有力です。
「石南花」という字が定着したのは
「石の間に生えてくること、また、南向きの土地で
育ちやすいこと」に由来しています。
「石楠花」と書く場合もあるのは、中国で石南、石楠
のどちらの表記もあるからなのかもしれません。
また1尺に満たない花だからとか、薬として癪を
防いでくれるから、という由来もあるようですが、
これは俗説であると考えられています。
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シャクナゲの花言葉は?
続いてシャクナゲの 花言葉を紹介しましょう。
などがあります。
元々シャクナゲはヒマラヤなどの高山にしか咲かない花。
取るには危険と隣り合わせの状態で、命懸けで行かないと
いけない花だったので、そこから危険という花言葉が
付けられたようです。
また、葉には毒が含まれている事からも
危険という言葉は連想出来ますね。
「警戒」もここから来ていると言えるでしょう。
さらに、高山の奥地でしか見られない花であるため
「高嶺の花」という言葉の由来にもなったシャクナゲ。
その特徴から「威厳」「荘厳」など、簡単には近寄り
がたい雰囲気の花言葉が付いた事が分かりますね。
シャクナゲの特徴
シャクナゲは ツツジ科ツツジ属の
耐寒性常緑広葉樹の総称です。
低木のものが多いですが、まれに高木になる物も。
開花時期は主に5〜6月頃ですが、早くは4月頃から
花開く種類もあるようです。
派手で大きな花がシンボルで、その色は白や赤系統が多く、
黄色い花も見られる事があります。
葉にはグラヤノトキシンと呼ばれるけいれん毒が
含まれています。
摂取してしまうと吐き気、嘔吐、下痢、呼吸困難、
酷くなると昏睡状態に陥る事もあり、とても危険です。
「石南花」と書く為に、漢方薬の「石南(オオカナメモチ)」
と勘違いしてお茶の代わりに飲む人が未だに多くいるようです。
全くの無関係どころか、ケイレン毒が含まれるので
飲まないようにして下さいね!
さて、シャクナゲの名前の由来や花言葉、
特徴をご紹介しましたが、いかがでしたか?
シャクナゲを誰かにプレゼントするなら、高嶺の花で
なかなか手が届かないような目上の方などが良いのかも
しれません。
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