寒露の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!
の中に 「寒露の候」という言葉があります。
この言葉の意味や使い方をご存知ですか?
目にしたことはあったり、漢字でなんとなく
意味が分かるような気もしますね。
でも、正しく使わないと大人のマナーとして
恥ずかしい思いをすることもありますので、
ぜひ知識を身に付けておきたいですね。
そこで今回は、「寒露の候」の読み方や意味、
時期、使い方などの例文などをご紹介します。
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目次
寒露の候の読み方と意味は?
まず「寒露の候」の読み方ですが、 漢語調
の挨拶にあたるため、漢字の部分を音読み
して下さいね。
したがって、「かんろのこう」でOKです。
「寒露」という言葉が表すものは・・・
「草木に降りる露も冷たく感じる」
といったものです。
「候」はその時の気候や天候を表す表現で、
「〇〇の季節になりましたが…」
という意味で使用されています。
「〇〇の折」「〇〇のみぎり」と代用
されることもありますが、多少のニュアンス
の違いはあるものの、一般的にはほぼ同じ
意味として使用されています。
「寒露」といえば、二十四節気のひとつで、
「秋分(9月23日頃)」と「霜降(10月23日頃)」
の間の節気に位置します。
二十四節気というのは、1年を12か月ではなく、
24の季節に分割したもので、主に旧暦時代
に使用されていたものです。
2,600年前から中国で用いられていたもので、
日本でも1873年に太陰暦(旧暦)から太陽暦
(新暦)に変わるまで使用されていました。
ただし、あまり知られていないのが、1つの
節気が次の節気が来るまでの「期間」として
の意味を持つことです。
寒露の候の時期は?いつ?
まず、二十四節気の「寒露」がいつ頃に
なるのかを知れば、自ずと使う 時期も
限定されますね。
「寒露」は10月8日頃になり、次の
「霜降」の前日までの期間を表します。
したがって、10月8日頃~10月23日頃の
前日までに使用可能となっています。
細かい日付はその年によって多少異なり
ますが、大きなズレはありません。
「寒」という漢字が使われているため、
もう少し寒くなってからの時期に使われる
イメージがあるかと思います。
しかし、次の 「霜降」やその次の 「立冬」
から、本格的に霜が降りたり、冬の始め
を迎えることになります。
「寒露の候」のように二十四節気の言葉を
そのまま時候の挨拶に使っている場合は、
期間が限定されており、使い勝手も良い
ですね。
寒露の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び
それでは、 季節の挨拶などの手紙に使用
できるよう、「寒露の候」の使い方を
ご紹介します。
手紙の内容(本文)はその人によって
異なるため、ここでは冒頭の書き出しと
結びの 例文を示しておきますね。
【書き出し】
・拝啓 寒露の候、秋も深まってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか。
・謹啓 寒露の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
【結び】
・今秋が実り多いものになるよう、お祈り申し上げます。かしこ
・季節の変わり目ですので、くれぐれも御身体ご自愛くださいますようお願い申し上げます。謹白
一般的には、頭語に 「拝啓」を用いた場合
結語は「敬具」「敬白」「かしこ(女性のみ)」
などを使用します。
「謹啓」と「謹白」「謹言」などを用いる
こともありますが、少し あらたまった相手
に使用することが多くなります。
セットで覚えておくと便利ですが、頭語と
結語の組み合わせは、念のため調べてから
使用することをおすすめします。
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