霜降の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!
「霜降の候」という言葉があります。
いよいよ本格的な秋が到来し、朝晩が
めっきり冷えるようになる頃に使用します。
日本には特有の四季があり、また、1年を
24分割した二十四節気という季節の節目
もありますね。
季節の挨拶をしたためた手紙などには、
適切な時期をわきまえた言葉を使いたい
ですね。
そこで今回は、「霜降の候」の読み方や
意味、時期、使い方についてご紹介します。
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目次
霜降の候の読み方と意味は?
「霜降の候」の読み方は、単純に漢字の
部分を音読みし、 「そうこうのこう」
です。
時候の挨拶には、日本語調のものと漢語調
のものがあり、「〇〇の候」は後者に該当
します。
とくに あらたまった相手に手紙を出す際
には、漢語調の挨拶を用いることが多く
なります。
季語や二十四節気などを知らなければ、
「霜降」を「しもふり」と呼んでしまい
そうなので、ご注意下さいね。
「霜降」というのは二十四気節気の1つで、
例年10月23日頃を指しています。
冷たい空気により、露が霜となって降り
始める頃で、紅葉も見られる時期です。
次の節気には 「立冬(11月7日頃)」が
控えていますので、暦の上での冬に近づい
ていることを感じさせる頃ですね。
旧暦を使用していた頃は、暦と四季の季節
にズレが生じていたため、二十四節気を設けて
農作業の目安とされていました。
1年は12か月で、24の節気から成り立っている
ため、大体1節気に付き2週間程度となります。
霜降の候の時期は?いつ?
「霜降の候」を使える具体的な時期は、
10月23日頃~11月6日頃となっています。
よくテレビのニュース番組のキャスターが
「今日は二十四節気の1つ、霜降ですね」
と言っているのを耳にしますね。
ただ、実際には、その日1日を限定して呼ぶ
場合と、次の節気までの 期間としての意味も
合わせ持っています。
つまり、霜降を迎えた日から立冬の前日まで
が「霜降の候」を使用できる時期になります。
二十四節気をそのまま使った時候の挨拶は、
簡単に期間を限定できますので、使い勝手も
良いですね。
もし、どんな表現が良いのか悩んだ時でも、
今がどの節気に該当するのかという点と、
相手に届くまでの時間を計算すると、楽に
選べるはずです。
霜降の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び
では実際に、季節の挨拶をしたためた手紙
に使用できるよう、 例文をご紹介します。
冒頭の「書き出し」と「結び」のみですが、
この部分はある意味、定型文のようなもの
なので、どれも似たような表現になります。
季節の挨拶の場合はとくに、相手の体調など
を気遣う言葉を含めておくと良いですね。
【例文】
(本文略)
いよいよ秋も深まってまいりました。 どうぞ御身体ご自愛くださいませ。敬具
(本文略)
季節の変わり目です。 風邪など召されませんよう体調管理にご留意ください。謹白
【日本語調の場合】
(本文略)
秋たけなわの好季です。ご自愛専一にてご精励下さい。かしこ
手紙で注意したいのが、「拝啓」などの
頭語と、「敬具」「かしこ」などの結語の
組み合わせです。
手紙の要件次第で別の組み合わせが必要に
なる場合もありますので、いくつかセットで
覚えておくと便利です。
最近では、手紙やはがきを出す時だけでなく、
ブログの冒頭などに時候の挨拶を使用する人
もいますよね。
機会があれば、ぜひ使ってみて下さいね。
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