三伏の候の読み方と意味！時期はいつ？時候の挨拶を含む例文も！

三伏の候の読み方と意味！時期はいつ？時候の挨拶を含む例文も！時候の挨拶の１つに 「三伏の候」という
ものがありますが、ご存知でしょうか？

 

これでもかというくらいの厳しい暑さの
時期に、大切な人の身体を気遣うお手紙に
使用される言葉です。

 

また、大切な顧客に丁寧な季節の挨拶を
出そうと考えた時などにも使用します。

 

そこで今回は、「三伏の候」の意味や
使い方などについてご紹介します！

 

三伏の候の読み方と意味は？

「三伏の候」は、人生で初めて目にした
という方も、多いのではないでしょうか？

 

馴染みの薄い言葉だけに、読み方も
わからない人が大多数を占めると思います。

 

「三伏の候」は 「さんぷくのこう）」
と読みます。

 

夏の気が、迫りくる秋の気を抑え込む
（伏させる）ほどの激しい暑さを意味
しています。

 

三伏と書くからには１、２、３と段階を踏んで
おり、 初伏・中伏・末伏の３つを指しています。

 

と定められているのです。

 

秋を封じ込める程の暑い日が、３度訪れる時期
を意味する挨拶であることから、 「酷暑」など
と並んで、よほどの厳しい夏の暑さを表現する
ものです。

 

 

三伏の候の時期は？いつ？

次に、「三伏の候」をいつ使うのか、ですが、
その年の 夏至や 立秋が一定の基準となります。

 

夏至や立秋は毎年わずかながら変化しますので、
「庚の日」などにズレも生じ、毎年使う時期が
数日～１週間程度変動するのが特徴的です。

 

おおよそ夏至以降である7月中旬頃（7月11日～
7月21日頃）から、立秋を迎えた8月初旬頃
（8月8日～8月17日頃）までと考えられています。

 

暦の上では立秋（8月8日頃）を迎えると 秋に
入りますが、三伏の候はその後もしばらくは
使えそうですね。

 

 

三伏の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び

では、実際にどのように使うのか、 例文で
見ていきましょう。

 

冒頭の書き出しや結びを紹介しますので、
いろんなお手紙に代用して下さいね。

 

（ビジネス文書）

 

 

（親しい人へのお手紙）

 

 

頭語として「拝啓」を用いた場合、
必ず結語として「敬具」や「かしこ（女性）」
を忘れないようにして下さいね。

 

 

いかがでしたか？

「三伏」という言葉自体、使用する機会も
少ないと思いますが、これをお手紙に入れる
だけで、少し自分の株が上がるような気が
しますね。

 

ぜひ、夏の盛りに使ってみて下さいね。