朝顔の花言葉と名前の由来!牽牛子と呼ばれ薬用として渡来した花!
朝顔を
栽培した思い出がある方も多いのでは
ないでしょうか?
実は日本で最も研究が発達した園芸植物で、
歴史を遡ると江戸時代には品質改良が
始まっていたようです。
他にも、朝顔を紐解くと様々な逸話が
あるんです!
そこで今回は、そんな身近な植物である
朝顔の花言葉や名前の由来などについて
ご紹介します!
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目次
朝顔の名前の由来は?
朝顔は元々漢名で 「牽牛子(ケンゴシ)」
と呼ばれていました。
そして、奈良時代末期~平安時代初期の
間に、中国から薬用植物として渡来した
花でした。
どういう風に薬として用いられていたかは、
後程お教えしますね!
朝顔の語源、つまり名前の由来は諸説あり
ますが、「早朝に咲くから朝の顔じゃないか」
と思われがちです。
実はそうではなく、早朝に咲いては昼には
萎んでしまうことから、朝の美人の顔を
比喩した例えで 「朝の容花(かおばな)」
の意味という説が一般的です。
ただ、牽牛子と呼ばれていた時代に、桔梗や
木槿(むくげ)が朝顔と呼ばれていた事実が
あります。
その証明として、 万葉集に朝顔と詠まれて
いたのは、実は桔梗のことなのです。
ですが、桔梗や木槿は昼を過ぎても咲いて
いるので、朝の容花という例えは間違いの
ように見えます。
木槿は朝咲いては夕方に萎むため、別名を
槿花(きんか)と言い、朝の容花という言葉
が表す時間は、朝顔よりも長かったようです。
以上の理由から、朝のうちしか咲かない朝顔
の方が、朝の容花という言葉によりふさわしい
と考えられたようですね。
朝顔の花言葉は?色別は?
朝顔の全般の 花言葉は・・・
「あふれる喜び」「冷静」「短い愛」
「結束」「明日も爽やかに」
といったものがあります。
「はかない恋」は、花が 短命だからと
いうことで付けられたようです。
「愛情の絆」は、朝顔が支柱に蔓(つる)
をしっかりと絡ませるということに由来
します。
まるで思春期の恋心を表しているような
花言葉ですね。
朝顔の色についてですが、先述したように
研究が発達し、品質改良も盛んなため、
様々な色合いがあります。
ざっくりまとめると、 青、紫、ピンク、赤、
白などが挙げられます。
実は朝顔の花言葉は、この 色別によっても
分ける事が出来るのです。
紫系:「平静」「冷静」
白系:「あふれる喜び」「愛情の絆」
という風に分かれます。
個々に情緒や風情を持っているようですね。
また朝顔の一つである、ソライロアサガオ
という品種の花言葉は 「愛着」です。
たとえ短命な花であっても、魅了させる
艶やかさは、いつ見ても心が和らぎますね。
朝顔の特徴は?
朝顔の ヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物です。
原産地は熱帯アジアで、種植えは大体5月末頃、
開花時期は7月~9月頃になります。
朝顔も含め、ヒルガオ科では、サツマイモ属
と称されるものがおよそ500種あると言われて
います。
大体の種類に共通する特徴として、サツマイモ
のように蔓が地面を這って広がるものだったり、
低木もあるようです。
花は楽器の トランペットのヘッドのような形で、
大輪で色彩豊かな為、観賞用に栽培されます。
サツマイモ属ではあるのですが、食用や薬用、
観賞用など様々な種類があり、朝顔の場合は
生薬に起用されます。
種を3粒食べると、激しい下痢になるそうで、
昔から下剤として扱われてきました。
種を粉末にし、下剤や利尿剤に使われますが、
煎液だと効かないようです。
煮たり、焼いたり、炒っても、効果はありますが、
毒性が強いので、素人判断での服用はやめましょう。
いかがでしたか?
朝顔と聞くと、やはり幼い頃の思い出が呼び
起されるものですが、何かを大事にする気持ち
を教えてくれる、そんな植物ですね。
もし今現在栽培されている場合、花が咲いたら
花言葉を思い出して下さいね。
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