梅雨時の喘息の症状・咳や息苦しい時の対策!子供の場合は?
梅雨になると 喘息の症状がひどくなる
ことをご存知でしょうか?
春の場合、花粉や黄砂の影響もあり、
喘息の症状が出る方も多いと思います。
最近では、pm2.5の影響もあり、尚更
警戒されている人も増えています。
しかし、最も危険なのは花粉や黄砂の
時期ではなく、梅雨の時期なのです。
そこで今回は、梅雨時の喘息の症状
や対策などをご紹介します!
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目次
梅雨の喘息・主な症状は?
梅雨時になると、咳が出て喘息になる
人が多いといわれています。
この季節は
・高温多湿になりダニやカビが増える
・寒暖の差で風邪をひきやすい
など、喘息の発作が出やすい環境が
揃っています。
症状は咳だけの場合もありますし、
呼吸困難や 息苦しさを伴う場合も
多いです。
呼吸をすると「ゼーゼー」「ヒューヒュー」
といった音がすることもあり、これを
「喘鳴」と呼んでいます。
咳が続くあまり、喉が痛くなったり
痰がやけに絡んで息苦しい場合も
あります。
発作そのものは出なくても、咳の影響で
胸や背中の痛みを常に抱えている人もいます。
喘息の大きな特徴として、特に深夜から
早朝に症状が出やすくなっています。
寝ている時に突然発作が起きて、呼吸困難
に陥ることも珍しくはありません。
重症化していなくても夜の寝苦しさが
付きまとい、寝不足になることも…。
そして、一度「気道の慢性的な炎症」が
起こると、簡単に完治することは見込めません。
したがって、喘息の症状が出やすい梅雨
の時期に、咳が続いたり痰が絡まるなど
があれば、早めに病院を受診することが
大切です。
最も危険なのは、風邪は治ったはずなのに、
いつまでも咳を引きずっている人です。
そういった人は、喘息の一歩手前の
「咳ぜんそく」という状態に移行して
いる可能生があるのです。
梅雨時のアレルギーの原因・症状・対策は?ダニやカビも!
喘息には2つのタイプがある!
喘息と一口にいっても、大きく2つの
タイプに分けられています。
1つ目は子供に多い 「アトピー型」。
いわゆる アレルギー物質の影響により
発症するもので、梅雨時のカビやダニ
は警戒が必要になります。
もう1つは大人に多い 「非アトピー型」。
とくにアレルゲンが存在しなくても
ストレスの蓄積などでも喘息を発症
します。
「小児喘息」という言葉があるため、
大人は罹りにくいと思いがちですが、
ストレスが溜まりやすい50歳前後で
初めて発症する人も多いのです。
どちらのタイプか見極めることも重要
ですが、一度気道の炎症が始まると、
飲酒やタバコ、冷たい空気、ストレス
過多など、多くの誘発要因があります。
そして、喘息に罹ってしまうと、発作を
避けるために 吸入ステロイド薬などでの
自己管理が最も重要になります。
生活習慣の改善も求められますが、
アトピー型の場合は、アレルゲンに近づか
ないことが、何より発作の予防になります。
梅雨時の喘息・咳や息苦しい時の対策は?
梅雨時の喘息の対策として、気圧の変化
というのはどうにもなりません。
咳が続いたり、息苦しさに襲われないよう、
他のところを改善してあげましょう。
まずは、 ダニや カビの対策について。
雨が降っている時は、室内のほうが湿度が
高くなることもありますので、雨が降って
いても換気を心がけて下さい。
布団はダニの温床といわれていますので、
ダニとりシートや布団乾燥機などを利用
して アレルゲンの除去を徹底します。
シーツもまめに交換するようにします。
カーペットを始め、部屋の掃除も怠らない
ようにし、空気清浄機を利用しましょう。
寒暖の差で風邪をひかないように、日中
暖かくても必ず上着を持って行くなどして、
体の冷えを予防することも大切です。
風邪をひくと当然、喘息の症状が悪化して
しまいますので、注意が必要なのです。
お酒やタバコなども喘息を悪化させます
ので、やめるのが一番です。
もし発作の出やすい夜中などに、咳が出たり
息苦しさを覚えた時は、 まず体を起こして
下さい。
その方が気道が確保できて、呼吸も楽に
なるはずです。
「リリーバー」と呼ばれる、短時間作用型
β刺激薬をはじめとする即効性のある気管支
拡張薬があれば使用して下さい。
それでも呼吸困難が治まらないときは
救急車の手配も必要になってきます。
このように、喘息を発症したり、発作を
起こした時には、いろんな対策が必要
になります。
発作の影響で手遅れになり、命取りになる
こともあるため、理解を深めておきましょう。
喉のイガイガや咳が止まらない時の原因・治し方は?
梅雨時の喘息・子供の場合の対策は?
子供の喘息の場合も、基本的な対策は
大人と同じです。
家の中や寝具などの環境を整えてあげる
ことが、まず大切です。
ぬいぐるみを抱いて寝ただけで症状が
出てしまう場合もありますので、注意
してあげてください。
夜中などに急な発作が起きた場合は、
即効性のある吸入器を使ってあげましょう。
呼吸が楽になるまで、体を起こした状態
にしてあげることも大切です。
しばらく時間が経てば、横になっても
構いません。
お母さんが体を支えてあげれば、子供の
気持ち的にも安心できますね。
梅雨時は、部屋干しした衣類がカビ臭く
なるほど、カビの胞子が飛散している
ことも考えられます。
アトピー型、非アトピー型に関係なく
喘息発作に影響してくることは容易に
想像できますので、普段からしっかり
対策しておきましょう。
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