お雑煮のカロリーは?すまし汁、白味噌、讃岐のあん餅では?
お雑煮を食べるのは
日本ならではの習慣です。
「私はお餅2つ。」、「僕は3つ食べる!!」
なんてリクエストを出した、懐かしい思い出が
ある人もいるのではないでしょうか。
このお雑煮、地域や家庭によって様々です。
結婚して初めてのお正月に
カルチャーショックを受ける話をよく聞きます。
ただでさえ、いろいろ御馳走を
食べる機会の多いお正月です。
カロリーのことがちょっぴり、
いやいや、とっても気になりますよね。
一般的に日本人の場合、1日に必要な
最低限の摂取カロリーは男性で1,693kcal、
女性で1,438kcalといわれています。
座って食べている時間の長いお正月、
この値を大きく超えるのは考え物です。
ところで、お雑煮のカロリーは
どれくらいなのでしょうか。
餅は丸餅でも角餅でも変わらないとして、
1個を50g、118kcalとして計算してみます。
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目次
お雑煮のカロリー・すまし汁の場合
すまし汁仕立てのお雑煮は、
東日本に多いと言われています。
鰹節や煮干し、昆布などで基本的な出汁をとります。
鶏肉や塩鮭、塩ぶり、かまぼこ、シイタケなどが
具として入るとさらに味が深くなります。
具がシンプルに鶏肉と三つ葉だけ、
の場合もありますし、あれこれ沢山入っているもの、
イクラなどを添える地域もあります。
カロリーは合計でどれくらいになるのでしょうか。
角餅1個、鶏肉、しいたけ、小松菜、みつば、なると
のお雑煮とすると、出汁や調味料のカロリーも含めて
147kcalくらいになります。
具沢山になっても野菜類が多ければ、
200kcalを超えることはなさそうです。
カロリーの高い具として注意が必要なのは、
鶏もも肉、豚ばら肉、ぶり、たい、いくら、
さけ、アナゴ、などです。
これら蛋白質の具は1種類にしておいた方が
ヘルシーと言えそうです。
お雑煮のカロリー・白味噌仕立ての場合
関西に多いのが白味噌仕立てで、
こってりとして 甘いお雑煮です。
いくらお餅は消化がよくて胃もたれしないと
言われても、「甘い」と聞くと
カロリーが高そうに感じますね。
実際、どうなのでしょう。
丸餅1個に大根、人参、里芋、みつばを具に
昆布で出汁をとり、薄口しょうゆと白味噌で
仕上げて鰹節を添えたもので157kcal程になります。
白味噌のカロリーは9g(一人前計算)で20kcal前後
ですから、蛋白質系の具を使わないとしても、
澄まし汁仕立ての場合よりはカロリーは少し高くなります。
お雑煮のカロリー・讃岐のあん餅雑煮の場合(香川県)
讃岐地方、高松、坂出、丸亀といった平野部で
昔から伝承されてきたお雑煮が あん餅雑煮です。
なんと読んで字のごとく「餡入りの丸餅」が
入ったお雑煮なのです。
それも白味噌仕立てということですから、
汁も甘いわけですね。
甘味の少ない時代には、お正月に食べるのを
みんなで待ち焦がれていたことでしょう。
さて、気になるのがカロリーです。
餅50gのカロリーが118kcal、それに20gの餡が
入っているとして49kcal、味噌が9gの計算で20kcalと
ここまでで187kcalです。
これに大根、人参、出汁のカロリーを加えて
194kcalという数値が出ています。
お雑煮のカロリー・まとめ
お餅は変わらないとして、とりあえず具を除外すると
・澄まし汁
・澄まし汁+白味噌
・澄まし汁+白味噌+餡
の順にカロリーが高くなっていくわけです。
澄まし汁仕立てだからカロリーは
大したことないよね、と安心しがちですね。
ただ、蛋白質系の具をあれこれ盛り込んでしまえば、
澄まし汁+白味噌+餡+根菜類の具、
よりカロリーは高くなってしまう場合もあります。
よほど厳しいダイエットを迫られていない限り、
カロリーばかりを気にして、お雑煮の内容を変える
必要はないのではないでしょうか。
お正月を機会に地域に伝わる
お雑煮を食べるのは価値のあることです。
「なぜ甘い?」「なぜこんなカロリーの高いものを?」
と思っても、それには理由はあるのです。
たとえば普段は粗食で、お正月の御馳走を
楽しみにしていた時代もありました。
カロリーのことは頭の隅においておきながら、
伝統食を味わうお正月もいいものですよね。
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