門松の意味・竹の切り口(そぎと寸銅)の違いの理由とは?
一気にお正月ムードが漂う 門松。
おめでたいお正月飾りの1つであることは
なんとなーく知ってるけど・・・
実際にはどんな意味で飾ってるのか
ご存知でしょうか?
お正月の豆知識!
今回は、門松の意味についてご紹介しましょう!
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目次
門松の意味は?松竹梅との関連は?
門松は、人が出入りする場所へ立てられる
一対になった松・竹の飾りです。
長さを違えた3本の竹に松を束ね、
梅の枝をあしらい、荒縄で結んだ物が一般的です。
古くお正月は神様を家に招く風習があり、
歳神様を招く為の目印として飾られています。
松竹梅といえば縁起のよい植物ですよね。
竹は室町時代、 梅は江戸時代から
慶事・吉祥の象徴とされるようになりました。
並びの順には植物自体の優劣ではなく、
単純に象徴になった順番であると見られています。
また、門松に松と竹が選ばれている理由は・・・
松は千歳を契り、竹は万代を契るとされ、
依代(神が宿る場所)が永遠に続く事を願ったものです。
門松の意味、切り口や寸胴は?
門松に使う 竹の切り口には、斜めに切った「そぎ」と、
真横に切った「寸胴」があります。
そぎは、徳川家康が始めたもので、
生涯唯一の大敗を喫した「三方ヶ原の戦い(1572年)」の後のこと。
あの甲斐の虎・武田信玄に対して、
「次は斬る」という念を込めたのが
始まりであるという説があります。
門松に使う竹は節をからめて斜めに切った際、
その切り口が笑い口に似ていることから、
「笑う門には福来る」ともいわれていますね。
なお、もう1つの切り口・寸胴は武士が好んだそうです。
現在では、商売繁盛を願う会社や企業・店舗などはそぎ
一般家庭では筒竹で作るのが慣しのようです。
ただし、それも最近では減って来ており、
門松自体を見ることも少なくなっていますね。
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門松の意味、竹の長さとなぜ3本?
門松の竹の長さは、7:5:3の比率です。
裾に巻く荒縄の巻きは、
下7回:中5回:上3回の比率です。
1番長い竹と7回巻いた荒縄を男性、
1番短い竹と3回巻いた荒縄を女性に例えます。
その真ん中である竹と5回巻いた荒縄が
仲を取り持つという縁起物で、
2で割り切れない、おめでたい比率で出来ています。
また、この比率は見た目のバランスの良さにも
繋がっています。
なお、門松の設置は 松の内に入る
12月13日頃からであれば、いつでも設置は可能です。
ただし、クリスマスは避け、
29日も「二重苦」と縁起が悪くなっています。
大晦日の31日は、一夜飾りとなり、
神様に失礼であるとされています。
撤去するのは、松の内の終わる1月15日ですが
関東の一部では、松の内を1月7日までとしています。
6日の夕方や翌日7日に
片付けることが多いそうですよ。
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