カルシウム不足の症状！赤ちゃんや子供、妊娠中、産後への影響は？

カルシウム不足の症状！赤ちゃんや子供、妊娠中、産後への影響は？私たちにとって必要な栄養素の1つ、カルシウム。

 

日本人に必要とされている所要量が、
長年足りていない傾向にあります。

 

1日あたりに必要な量は600mgですが、
平均摂取量は546mgほどしかありません。

 

20代では464mg、30代では475mgですので、
特に若い世代に足りない傾向にあります。

 

カルシウム不足は、私たちの体にどのような
影響を及ぼしてしまうのでしょうか。

 

そこで今回は、カルシウム不足の症状と
体への影響についてご紹介します！

 

カルシウム不足の症状とは？

カルシウム不足に陥ると、普段蓄えている骨から
血液中に溶け出して、補充するようになります。

 

ですから、不足しているからといって、
すぐに症状が出るわけではありません。

 

ただし、自分の骨から補っている訳なので、
長期に渡ると様々な症状が出てくることが
予想されます。

 

カルシウム不足によって起こる症状には
下記のようなものがあります。

 

さらにひどくなると・・・

などのトラブルの原因になることがあります。

 

特に高齢者の場合、骨粗鬆症による骨折などに
気を付けなければいけません。
 

 

カルシウム不足による赤ちゃんや子供への影響は？

成長期の赤ちゃんや子供がカルシウム不足になると、
骨折しやすいもろい骨になってしまいます。

 

骨密度が減少して中身がスカスカになってしまう
こともあるので、非常に怖い現象です。

 

また、成長速度が遅くなり、身長が伸びなくなると
いった原因に繋がる可能性もあります。

 

大人や高齢者だけでなく、赤ちゃんや子供の場合にも
悪い影響が現れることもあるため、カルシウムを
摂取することはとても重要なことです。

 

 

妊娠中や産後にカルシウムが不足すると？

妊娠中には、摂取したカルシウムのほとんどが
胎児に供給されてしまうという話があります。

 

そうなると、母体の方は完全に不足することに
なりますが、これは誤った考え方です。

 

妊娠中は腸管からのカルシウムの吸収率が高まります。

 

そのため、妊婦だからといって普段以上に過剰摂取
する必要はありません。

 

不足気味でも、足りない分は骨から補充されるため、
お腹の胎児への影響は少ないと考えられています。

 

ただし、母体はカルシウム不足のままなので、
積極的に摂取することが理想的です。

 

また、妊娠中には特にイライラすることもありますし、
こむら返りなども多くなります。

 

これらのマイナートラブルを緩和させるためにも、
不足しないように注意しておきましょう。

 
 

産後になると、母乳にカルシウムが含まれるため、
お母さんの体は不足気味になってしまいます。

 

それによる症状は普段と大差はなく、イライラや
骨粗鬆症などの心配が主なものです。

 

母乳の成分にも影響しますので、産後もカルシウム
を摂取することは大切になってきます。
 
ナトリウム不足の症状と原因！検査での数値は？
 

 

カルシウム不足を解消する食べ物やサプリメントは？

カルシウムは、 乳製品、大豆製品、小魚、海藻、
青菜野菜、ゴマなどに豊富に含まれています。

 

また、マグネシウムやビタミンDと一緒に
摂取すると、吸収されやすくなる性質があります。

 

マグネシウムが多く含まれる食べ物には、
大豆製品、青菜野菜、海藻などがあります。

 

ビタミンDの多い食品は、魚、卵、きのこ類などです。

 

 

食事で摂取するのが難しい場合は、サプリメント
を取り入れてみるのもおすすめです。

 

アサヒグループ食品から効果的な商品が出ています。

 

『ディアナチュラ』というブランド名で販売されている
【カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD 180粒】
というサプリメントです。

 

カルシウム以外にも、マグネシウム、ビタミンD、
亜鉛なども含まれるため、特におすすめです。

 

食べ物では摂取しきれていないと感じる人は、
利用してみるのもよいでしょう。