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ウイルス・細菌・真菌の違い!大きさや構造、増殖の仕方は?

ウイルス 細菌 真菌 違い

ウイルス・細菌・真菌の違い!大きさや構造、増殖の仕方は?人間の健康に悪影響を与える
病原性の微生物…。

 

主に ウイルス、細菌、真菌
分けられます。

 

風邪や胃腸炎、皮膚炎などを引き起こす
原因となっていますね。

 

ですが、このウイルス、細菌、真菌には
どのような違いがあるのでしょうか。

 

人体に害を及ぼす存在なので、ぜひ知って
おきたいところです。

 

そこで今回は、ウイルス・細菌・真菌の
違い
について詳しくご紹介します。

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目次

ウイルス・細菌・真菌の違いとは?

まず、それぞれの 特徴を見ていきましょう。

 

★ウイルスとは?

大きさは約50nmです。

1nm(ナノメートル)が10億分の1メートル
なので、電子顕微鏡でしか見ることができ
ない存在です。

 
ウイルス
 

基本的にはタンパク質と核酸からなる粒子
で、 細胞を持っていません。

 

その為、ウイルス単体では増殖することは
出来ず、他の動物の細胞に寄生することで
増殖します。

 

この寄生されてしまった状態が 「ウイルス
に感染した」
ことを意味しています。

 

細菌とは違い、抗生物質は効きません。

 

効果的な抗ウイルス薬も研究は進められて
いますが、なかなか実用化に至りません。

 

インフルエンザ用の抗ウイルス薬とされる
タミフル、リレンザは画期的なものです。

 

一度感染してしまうと治療が難しいので、
感染予防のための ワクチンが頼りです。

 

ヘルペス、ノロ、ロタなど、よく耳にする
ものの他、最近話題になったエボラ出血熱、
デング熱などの原因もウイルス感染による
ものです。

 
インフルエンザの予防接種の時期!赤ちゃん・幼児・受験生は?
 

 

★細菌とは?

大きさは約1μmですが、種類によっても
かなり異なります。

 

1um(マイクロメートル)=1nmの1000倍で、
0.001ミリメートルを意味します。

 

ウイルスよりかなり大きく、 光学顕微鏡でも
見ることができます。

 
細菌
 

ウイルスとの一番の違いは、細胞を持つため
自力で増殖することができる点です。

 

1つの細胞からなる単細胞生物ですが、細胞
分裂
によって数を増やしていきます。

 

栄養があって温度などの条件が整えば、簡単
に増殖しますが、 納豆菌 乳酸菌などのよう
に健康を害するものばかりではありません。

 

体にとって必要なものも多いですね。

 

もちろん食中毒騒ぎが起こった時などは、食材
や調理場の衛生状態などが徹底調査されます。

 

その性質としては、人の細胞に侵入するものと、
毒素を出して細胞を傷つけるものがあります。

 

身近なものは、やはり食中毒を起こす病原性
大腸菌、サルモネラ菌
などが挙げられます。

 

黄色ブドウ球菌、アクネ菌など、名前を挙げる
とキリがありませんが、バクテリアと呼ばれる
ものと覚えておきましょう。

 

細菌が引き起こす感染症や胃腸炎は、 抗生物質
で治療することが出来る場合が多いです。

 

抗生物質には細菌が細胞膜を形成するのを阻害
する働きがあります。

 

真菌とは?

大きさは約5μmです。

真菌はカビの種類の総称で、ものによっては
肉眼で外観を見ることもできます。

 
真菌
 

人体に悪影響を及ぼすものとして知られている
のが、 白癬菌 カンジダです。

 

真菌は人の細胞に定着し、菌糸の成長、および
枝分かれによって増殖します。

 

治療には「抗真菌薬」が用いられます。

 

抗真菌薬は、真菌の細胞膜を破壊したり、生成
を阻害したりします。

 
妊婦さんの食中毒!主な原因菌と症状・胎児への影響は?
 

 

★豆知識

咽頭炎や胃腸炎、扁桃炎には、細菌性のものと
ウイルス性のものがあります。

 

また、眼科でよく見られる結膜炎も、同様の
ことがいえます。

 

「喉が痛い」「お腹が痛い」「眼がかゆい」と
病院を受診した際、抗生物質が処方されるのは
細菌が原因と判断されているからです。

 

また、ワクチン接種を行う意味は、弱毒化した
ウイルスを体内に入れ、 抗体を作る準備をする
ことにあります。

 

予め抗体を作り、免疫力を強化しておくことで
ウイルスが体内に侵入してきても、これを叩く
ことができます。

 

また、その他にも人体に悪影響を与える生物が
存在します。

 

寄生虫原虫と呼ばれるもので、動物を介して
体内に入り込まれることが多いです。

 

入り込んだ寄生虫を除去するための薬も開発
されています。

 

 

具合が悪くなった時は、何が原因となっている
かで、 対処法も変わってきます。

 

早期回復できるよう、専門医の力を借りて原因
を探ることが大切ですね。

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