ヘリオトロープの名前の由来と花言葉!ギリシャ神話の悲話も!
ヘリオトロープは、日本で初めて
輸入して商品化された香水の香料となった
ハーブです。
紫色の小さな可愛らしい花を付け、
匂い紫という別名を持っています。
また、パートナーや好意を寄せる相手
にプレゼントするのに最適な 花言葉
も持っています。
その甘い香りは、好きな人を振り向かせ
るきっかけになるかもしれませんね。
そこで今回は、ヘリオトロープの名前
の由来や花言葉についてご紹介します。
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目次
ヘリオトロープの名前の由来とは?
ヘリオトロープは、英語表記にすると
「Heliotrope」です。
これは、ギリシャ語で太陽を意味する
「Helios」と回転を意味する「trope」
を合わせてできた花名です。
ヘリオトロープは太陽の動きに合わせて
花が回転し、常に太陽の方角を向くため
これが花名の由来となっています。
和名は、 木立瑠璃草(キダチルリソウ)
といいます。
木立は、ヘリオトロープが並んで生える
様子を表し、瑠璃草は、花の色が瑠璃色
であることを表しています。
また、バニラのような甘い香りを持って
いることが「匂い紫」という別名で呼ば
れる由来となっています。
ヘリオトロープの花言葉と由来!
へロトロープの持つ 花言葉は・・・
「誠実」「永遠の愛」「愛よ永遠なれ」
というものです。
これらの言葉は、ギリシャ神話に登場する
水の精クリティと太陽神アポロン、そして
アポロンと恋仲にあったレウトコエの物語
に由来します。
クリティはアポロンに恋をしてしまいます。
ただ、アポロンにはレウトコエという恋人
がいたのです。
二人の関係を知ってしまったクリティは、
レウトコエの父王にこのことを 密告
してしまいます。
そのため、レウトコエは父親に生き埋めに
されてしまいました。
それを知ったクリティは、あまりのことに
罪の意識にさいなまれ、悲しみに暮れます。
ついには太陽を眺めながら地面に座り続け、
ヘリオトロープの花に姿を変えてしまった
といわれています。
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ヘリオトロープの特徴
ムラサキ科キダチルリ属の植物で
多年草とされています。
ただし、寒さに弱いことから、日本では
一年草扱いになります。
バニラのような甘い香りを持ち、香水の
原料としても珍重されるハーブです。
その歴史は日本では最も古く、夏目漱石
の小説にもヘリオトロープを使った香水
について記述があります。
花の色は紫や白色で、小さな星形の花が
集まるようにして咲きます。
花持ちは短く開花は3日程となりますが、
ドライフラワーやポプリにして利用する
こともできます。
水をしっかりあげれば比較的育てやすい
とされているため、ガーデニング初心者
にも向いています。
もし見かける機会があったら、花言葉を
思い出して下さいね。
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