蚊の寿命!越冬できる?家の中や車の中の気温で異なる?

夏場に私たちの血を求めて飛んでくる
恐ろしい吸血昆虫、 蚊。
日本には約100種類ほど生息するとも
いわれています。
この蚊ですが、寿命はどのくらいなのか
気になりませんか?
幼虫のボウフラからのトータルでは、
どのくらい生きられるのでしょうか。
もしかしたら、越冬できる能力がある
かもしれませんよ!
そこで今回は、蚊の寿命について
ご紹介します!
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目次
蚊の寿命はどのくらい?越冬できるの?
私たちの血を吸う蚊というのは、日本には
下記の3種類しかいないとされています。
・ヒトスジシマカ(※ヤブカと呼ばれることも)
・アカイエカ
・チカイエカ
特に、ヒトスジシマカは刺されると痒みが
強く、デング熱などの感染症のウイルスを
媒介する存在です。
25~30℃程の気温になると元気に飛び回り、
血を吸い始めます。
大人になった成虫での寿命は1ヶ月程度で、
ヒトスジシマカは卵の状態で越冬します。
もともと熱帯地方に生息していたとされ、
冬の寒さに弱く、成虫はほぼ全滅します。
秋に水分のあるところに卵を産み付けて、
その一生を終えるようです。
アカイエカの場合、秋になると 休眠状態に
入るものもいて、成虫でも越冬できる能力
があります。
寿命は長いもので半年ほどですが、卵から
孵化する時期に個体差があるため、秋には
産卵して死んでしまうものもいます。
また、オスの場合は産卵などの役割もない
ため、休眠することなく冬には全滅します。
春に孵化したものが成虫になると、4月頃
から9月頃まで吸血活動を行っています。
チカイエカは、「冬の蚊」と呼ばれるほど、
寒さに強く、休眠することもありません。
つまり、寒い時期にも刺されてしまうこと
もありますね。
春と秋に発生することが多いため、冬や夏
の終わりに 産卵期を迎えているようです。
オールシーズン活躍できる優れた能力を
持っていますが、寿命はアカイエカより
やや短いとされています。
その他にもたくさんの種類がいますので、
実際には冬にも身近にいるようですね。
蚊に刺されやすい血液型ランキング!
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ボウフラからのトータル寿命は?
3種類の中でも最も短命なヒトスジシマカ
を例に、その 一生を追ってみましょう。
まず、メスのみが吸血行動して、産卵を
迎えます。
その後の過程は下記の通りです。
1.卵の状態(2日程度)
2.孵化後、ボウフラの状態(7日~10日程度)
4.サナギ(3日程度)
5.成虫になる
この流れで、たったの約2週間ほどです。
そこから1ヶ月ほど生きるため、ボウフラ
からのトータルにすると、 1ヶ月半ほどの
寿命になります。
もちろん、卵の状態で越冬するものは、
ボウフラとして孵化するまでかなりの
時間がかかります。
メスは、成虫でいる間に4~5回ほど産卵
しますが、一度の産卵数は50~200個程
です。
ちなみに普段はオスもメスも植物の蜜など
を栄養源としています。
産卵するにはかなりの栄養が必要なようで、
一度に吸う血液の量は、自分の 体重と同じ
くらいです。
手の平で叩くと、ビックリするくらい血を
吸っていることもありますよね。
ジカ熱の症状!感染経路や潜伏期間、妊婦さんの危険性は?
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家の中や車の中での寿命は?気温で異なる?
まず、蚊の意外な特徴として、 暑さに弱い
ことが挙げられます。
例えば、35℃を超える猛暑日などは、活動
できずに涼しい場所で休んでいます。
ですので、夏場の暑い車の中では、生きて
いられずに死んでしまうでしょう。
当然、環境や気温によっても、寿命は変化
します。
もともとは暗い洞窟などの中で冬を過ごす
とされていたチカイエカも、家の中で活動
するようになっています。
「イエカ= 家蚊」ですから、極度に冷える
場合は、暖かい家の中などがちょうど良い
環境のようです。
最近では、ヒトスジシマカが媒介するジカ熱
やデング熱なども恐れられていますね。
蚊にとっては、それらのウイルスも無害と
されるため、寿命を全うできるようです。
とりあえず、シマシマ模様の蚊を見かけたら
注意して下さいね。(かなり多いですが)
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