塩で歯磨きをする効果!口臭予防や歯が白くなる?歯茎を傷める?
歯磨き粉が販売されています。
歯や歯茎にとってどれを使えば良いのか
正直迷ってしまうことも…。
もっと手軽に、“ 塩”で歯磨きをすると良い
と聞いたことはありませんか。
実際に、塩が含まれている歯磨き粉も
売られていますね。
そこで今回は、塩で歯磨きをする効果や
デメリットはないのかというテーマで
ご紹介します。
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目次
塩で歯磨きをする効果とは?歯が白くなる?
男女ともに 白い歯に憧れる人は多いですね。
一昔前、「芸能人は歯が命」という言葉も
流行りましたが、「一般人も歯が命」です。
特に、コーヒーなどをよく飲むという人は、
着色が目立ってしまいがちです。
結論からいえば・・・
塩での歯磨きには、 ホワイトニング効果は
ありません。
塩が研磨剤のようになって、汚れを落として
くれそうなイメージもありますよね。
ですが、じつは歯の表面を傷つけてしまう
可能性もあります。
歯の表面が傷つくと、そこに着色汚れなどが
溜まりやすくなるため、ホワイトニングと
いう点では、 逆効果になります。
よくいわれるのは歯茎を引き締める効果が
あるといわれていますが、それは事実と
考えて良さそうです。
歯肉炎の原因は細菌や食べかすの塊・プラーク!
塩で歯磨きをすると口臭予防になるの?
口臭の原因はいろいろとありますが、その
中でも最も大きいのが 歯周病です。
歯周病は、歯と歯茎の隙間に細菌が繁殖して
しまうことで病状が進行する病気です。
いわゆる歯周ポケットに溜まる食べかすなど
を歯磨きで綺麗に除去できれば、口臭予防
にも繋がります。
また、この隙間を引き締めることができれば、
食べ物の侵入を防ぎ、細菌の温床になること
もありません。
塩には収斂(しゅうれん)作用という働きが
あり、塩が歯茎の水分を吸収し、引き締めて
くれる効果があります。
ということは、歯周病を防ぐことが可能に
なり、口臭予防にも繋がりそうです。
ただ、これは根本的に歯茎が強くなったわけ
ではないので、塩で歯磨きをする効果として
は、一時的なものです。
塩を使って力強く磨いてしまうと、塩の粒に
より却って 歯茎を傷めることもあるようです。
塩には抗炎症作用や、殺菌作用がありますが、
炎症部分にはしみるため、痛みが出ます。
また、殺菌効果を得るためには、かなりの量
の塩を使う必要があり、現実的ではありません。
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塩で歯磨きをすると危険?歯や歯茎を傷める?
塩による歯磨きは、その効果より デメリット
の方が大きいといえます。
塩の粒によって、歯の表面や歯茎を傷つけて
しまうと更なるトラブルの原因になります。
口内炎などの炎症部分に塩が入ると、さらに
炎症が悪化し、治りが遅くなることもあります。
昔は勧められることも多かった方法ですが、
現在、歯医者さんの多くは塩歯磨きを推奨
していないようです。
ですので、塩成分配合の歯磨き粉にしても、
他にも様々な成分を配合して作られています。
どちらかというと、塩で直接磨くよりは歯を
傷付ける心配もないため、使いやすくなって
います。
それに口の中がサッパリして、歯茎が引き締
まったような感覚にもなるようです。
デメリットの方が大きいような印象を受けて
しまうかもしれませんが、それは口腔内の
症状によっても 個人差があります。
罹り付けの歯科医に相談してみると良いかも
しれませんね。
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