うなぎの蒲焼の作り方・関東と関西の違い!名古屋や浜松は?
土用の丑の日には、うなぎは欠かせませんね。
いろんな食べ方がありますが、やはり定番
といえば 「うなぎの蒲焼」でしょう。
甘辛のたれが絡むことでご飯も進みますし、
栄養学的にも夏バテの予防になります。
ただ、関東と関西では調理法に違いがある
ことは有名ですよね。
また、名古屋や浜松も有名どころなので、
どっちのスタイルなのか、気になりますね。
そこで今回は、うなぎの蒲焼の作り方で、
関東と関西の違いを中心にご紹介します。
Sponsored Link
目次
うなぎの蒲焼の作り方・関東と関西の違いは?
関東のうなぎの蒲焼は、食感が柔らかく、
身がふっくらとしているのが特徴です。
一方、関西では皮がパリッとしていて
香ばしく、身が締まったように感じます。
なぜこのような違いが出るのかというと、
捌き方と焼き方が異なっているからです。
関東でうなぎの蒲焼を作る時は、うなぎ
を 背開きにした後、まず白焼き(素焼き)
にします。
それから、蒸して身を柔らかくしてから
たれに絡めて焼き上げます。
白焼きした後にしっかり強火で蒸すことで、
余分な脂が落ちて、比較的サッパリとした
味わいに仕上がります。
一方、関西ではうなぎは 腹側から開きます。
さらに、白焼きや蒸し上げるなどはせず、
早めの段階からたれを絡めて焼き上げます。
蒸さずに脂が多いまま焼き上げると、より
香ばしく焼け、皮目もパリッとした食感に
仕上がります。
身が締まっている上に脂も乗り、香ばしい
風味が楽しめますね。
蒸す工程が無い分、焼くのに時間がかかり
ますが、焦げやすいので何度もひっくり返
しながら焼き上げていきます。
このように作り方に違いが生まれた理由
としては、諸説あるようです。
江戸は武士の街であり、 「腹を切る」という
ことを嫌ったため、背開きにして調理をする
ようになったと伝えられています。
一方、天下の台所と呼ばれ、商人の街だった
大阪では、「腹を割って話をしよう」
という心意気が反映されているようです。
また、関東では主にうな重として、ご飯の上
に載せて食べています。
「蒸してから焼く」ことで余分な脂を落とし、
身を柔らかにすることで、 ご飯に合うように
進化させたようです。
関西では「まむし」といって、ご飯とご飯の
間に挟むことで、蒸す工程を省略するほうが
こってりして美味しくいただけるようです。
土用の丑の日にうなぎを食べる由来とは?
うなぎの蒲焼の作り方・名古屋や浜松では?
ひつまぶしで有名な 名古屋では、関西風に
近いうなぎの蒲焼が食べられています。
名古屋では関西同様に腹開きにし、蒸さず
に直接焼き上げるスタイルです。
しかし、たれに少しだけ違いがあり、砂糖
が多めになっています。
また、蒲焼にする際に蒸すことはないですが、
ひつまぶしの場合、ご飯の上にうなぎを載せ
ることで、 蒸したような食感になっています。
浜松など静岡辺りでは、関東風と関西風の
どちらも食べられているようです。
うなぎの産地としても有名なので、お店ごと
に特色あるスタイルを出しているようです。
日本人は、かなり古くからうなぎを食べて
いたようで、その歴史は旧石器時代に
まで遡るといわれています。
夏場は特にスタミナを付けるためにも、
美味しくいただきましょう!
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。