めまいの種類!回転性・浮動性・動揺性・眼前暗黒感・失神発作!
めまいを起こすことはありませんか。
まだ原因が分かっていれば良いのですが、
当然襲われて不安になることも多いです。
重大な病気が隠れている場合、気分が
悪くなったり、吐いたりすることも…。
ひどい時には、目の前が真っ暗になり、
失神してしまうこともあります。
そこで今回は、4種類のめまいの症状と
主な原因についてご紹介します。
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目次
回転性のめまいの症状と主な原因
回転性のめまいの症状は、自分自身や周囲
のものが動いたり、 回転しているように感
じます。
それに伴い、気分が悪くなって吐き気を
催したり、バランス感覚を失ったりします。
ひどい時には、 耳鳴りや 難聴を起こすこと
もあり、さらに頭痛や視覚障害が現れる
場合もあります。
眼球が一定方向に素早く揺れるように動く
「眼振」が見られることが多いです。
このめまいの主な原因は、精神的や身体的
なストレスがある時だと考えられます。
他にも、タバコの吸い過ぎやカフェイン、
塩分の 過剰摂取によっても起こる場合が
あります。
乗り物酔いでもよく見られる症状ですが、
もちろん病気が原因となっていることも
多いです。
バランス感覚の維持に関する部分に異常
が現れている証拠でもあり、内耳障害や
脳幹や小脳の疾患が考えられます。
特に多い病気として・・・
・メニエール病
・前庭神経炎
など、内耳障害が多くなります。
脳幹や小脳の場合、供給される血液が少なく
なると起こり、持続的にめまいを感じる時は
脳卒中の疑いもあります。
その他、下記の異常によっても、回転性の
めまいが生じる可能性があります。
・頭蓋底骨折
・頭蓋内出血
・多発性硬化症
・けいれん発作
・脳の底部付近の腫瘍
・その他の脳や神経の異常
病気とはいえないものから、脳腫瘍なども
あり、決して侮ることはできません。
浮動性のめまいの症状と主な原因
浮動性のめまいの症状は、体がよろめいて
宙に浮いたような感覚を受けます。
無重力に近い感じで、フワフワした不思議
な感覚が特徴です。
診断が難しいといわれていますが、体の
どこかが麻痺したり、意識障害を起こす
可能性もあります。
比較的症状は軽めですが、軽視しない方が
良いでしょう。
主な原因は、ストレスなどの精神的なもの
や、眼精疲労がある時だと考えられます。
特に、 目の疲れとの因果関係が大きいとも
いわれ、目を休めると緩和されることも
多いです。
病気の場合は、高血圧や自律神経失調、
更年期障害などでも起こります。
生活習慣病が原因かと思ってしまいがち
ですが、中枢神経や脳の異常の可能性も
否定はできません。
意識が朦朧としたり、麻痺を伴ったりする
場合は、脳神経障害や脳腫瘍などの疑いも
出てきます。
動揺性のめまいの症状と主な原因
動揺性のめまいの症状は、 グラグラと体が
揺れているような感覚に襲われ、ふらつき
を自覚することも多いです。
同時に吐き気や動悸を感じたり、呼吸が
苦しくなったりすることもあります。
主な原因は脳にあることが多いです。
小脳は新小脳と古小脳に分かれていますが、
古小脳に疾患があると、上手くバランスを
取ることが難しくなります。
中高年者だと、脳卒中の疑いもあるため、
注意しなければいけません。
また、 肩こりがひどくなると、首筋や肩の
筋肉がこわばって血行が悪くなり、めまい
の原因となることもあります。
また、自律神経失調症やうつ病の場合も、
動揺性のめまいが起こることがあります。
寝起きのめまいの原因!ふらつき・起き上がれないなどがあれば?
眼前暗黒感および失神発作の症状と主な原因
眼前暗黒感とは、いわゆる 「立ちくらみ」
のことです。
めまいを起こす前兆だといわれています。
稀に、座ったままの状態でも起こることが
あります。
座った状態から急に立ち上がると、目の前
が真っ暗になって倒れそうになります。
頭が急に高い位置に上がることで、頭部へ
の 血液の流れが少なくなることが影響して
います。
お風呂に入っている時、湯船から出ようと
して起こるのは、水圧の変化によるものだ
と考えられます。
また、アナフィラキシーショックといった
強いアレルギー反応で起こることもあり、
軽視しないようご注意下さい。
失神発作とは、ごく短時間 意識を消失する
ものです。
・精神的興奮
・ショック
・急激な姿勢の変化
・血圧の低下
など、原因も様々です。
ただし、一番深刻なのは心臓の異常に関する
ものです。
「大動脈弁狭窄症」「不整脈」などが関与
している場合、深刻な状況だと考えられます。
脳への血行途絶も起こり、いつどこで倒れる
かわからないため、救急車で病院に運ばれる
というケースも多くなります。
突然死に繋がる「偽性心室頻拍」などの原因
となり得ます。
いかがでしたか?
めまいはその種類により、ある程度病気を
絞り込むこともできます。
軽くても何度も起こるようであれば、早めに
医師に相談し、検査を受けましょう。
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