お食い初めの食器・離乳食用でもOK!祝い箸や歯固めの石も!
頃に行われる 「お食い初め」の儀式。
食べ物に一生困ることがないよう、願い
を込める行事です。
平安時代の「五十百日之祝儀」に由来する
とされ、その歴史も古いです。
そして、この行事でまず考えるべきものが
食器の用意です。
歯固めの石の他にも用意すべきものがあり、
親としては悩むこともあるかと思います。
そこで今回は、お食い初めの儀式に使用
する食器の準備をテーマに詳しくご紹介
したいと思います。
Sponsored Link
目次
お食い初めの食器・男の子と女の子用で異なる!
お食い初めを行うには、まず祝い用の 食器類
を用意する必要があります。
母方の実家が贈るのが習慣となっています。
お宮参りの時に神社から贈られることもある
ため、それを使うのも良いですね。
また、祝い善一式を買い揃えなくても、ご飯
茶碗と汁椀、箸だけを揃えてもOKです。
お椀は 漆器や 素焼きのものを、箸は柳の白木
のものを用意します。
正式には、お膳や器に子どもが名乗っている
姓の家紋を入れるしきたりとなっています。
その他、お膳やお椀は、 男の子と 女の子では
色が異なります。
男の子は朱塗り、女の子は外側が黒塗りで、
内側が朱塗りのものが基本となります。
ただし、地域によって色が逆のケースもある
ため、わからない場合、購入する際に 漆器店
などで確認することが大切です。
お食い初めのやり方・祝い善のメニューと食べさせる順番!
お食い初めの食器・離乳食用でも!
お食い初め用の食器は 「高級感のある漆器」
と考えがちですね。
ですが、なかなか高価な品の割に、実用的
とはいえません。
そのため、その後も使える 離乳食用の食器や、
長く使える木製のもので代用する人も増えて
いるのが現状です。
ただし、お祝いの儀式で使用するものなので、
なるべく新しいものを揃えてお祝いするほう
がおすすめです。
お食い初めの食器・祝い箸を用意!
祝い箸は、両方とも使えるようになっている
両口箸です。
片方は神様が、もう片方は人が使うと考え、
神様と人が一緒に食事をすることを表して
います。
神聖な木といわれる柳でできていることから
「家内喜箸(やなぎばし)」ともいいます。
丈夫で折れにくいため、縁起が良いとされ、
祝い箸はお正月などの行事や祝い善には欠
かせない存在です。
お食い初めでは、祝い善に添える祝い箸の
箸袋に、赤ちゃんの名前を書いておくと良い
でしょう。
ちなみにお正月の場合には、家族それぞれ
の名前を書くのがしきたりです。
お食い初めの歯固めの石・梅干し・勝ち栗を用意!
お食い初めの儀式に欠かせないのが 歯固め
の石ですね。
昔は入れ歯などもなく、歯は生命力を表す
大切なものでした。
子どもの歯が石のように硬く丈夫になること
を願って、祝い善に添えられます。
小石は氏神様を祀っている神社か、お宮参り
に参拝した神社の境内などで拾ってくるのが
一般的です。
川原や海岸で拾い、洗って使っても良いです。
歯固めの石は、基本的に 高杯や 皿に敷き紙を
敷いてのせます。
また、地域によっては梅干しや勝ち栗を用意
するところもあります。
・梅干し
しわができるまで長生きできるようにという
願いが込められ、高杯や皿に盛ります。
・勝ち栗
栗の実を干し、臼でついて殻と渋皮を取り
除いたものです。
臼でつくことを「かつ」といい、「勝つ」
に通じることから、勝利を祈願する縁起物
とされています。
戦国武将が戦の前に食べたことに由来して
います。
お食い初めの食器・漆器のお手入れ!
儀式が終わったら、食器の お手入れを入念
に行いましょう。
漆器を使ったら、ぬるま湯で洗い、すぐに
やわらかい布で拭き取り、陰干しします。
粗いスポンジなどで洗うと、傷が付くため
注意が必要です。
長時間湯水に浸けておいたり、食器洗浄機
や食器乾燥機を使ったりしないで下さい。
熱が変形や変色の原因になるため、湿気が
少なく、 直射日光の当たらない場所に保管
して下さい。
水分が残っていると、カビが生えることが
あるため、乾いた布でよく拭いてから保管
するようにしましょう。
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。