晩冬の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!
挨拶の1つに 「晩冬の候」があります。
いわゆる漢語調の時候の挨拶で、改まった
相手への手紙に使用することが多いです。
日本独特の文化で、四季折々を表現できる
ため、上手に利用したいですね。
そこで今回は、晩冬の候の読み方と意味
時期、使い方の例文などをご紹介します。
誤った使い方をしないよう、マスターして
おきましょうね。
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目次
晩冬の候の読み方と意味は?
まずは「晩冬の候」の読み方から見て
いきましょう。
漢語調の挨拶の場合、基本的に 音読みを
ベースにします。
つまり「ばんとうのこう」です。
訓読みすることはまずありませんので、
比較的簡単ですね。
晩冬は、文字通り「冬の終わり頃」という
意味で、旧暦12月の異称でもあります。
冬の間の3ヶ月を 「初冬」「仲冬」「晩冬」
としますので、最後の1ヶ月となりますね。
新暦では、12~2月を冬と定義していま
すが、旧暦では、10~12月を冬として
いました。
ただし、旧暦12月を新暦に置き換えると、
12月下旬~2月上旬頃を指しており、時期
の幅も広いですね。
そこで、もっと簡単に晩冬を区別する方法
もあります。
一般的に、二十四節気の 「小寒」~「立春」
の前日(節分)までの期間とする考え方です。
「小寒=寒の入り」「立春=寒の明け」と
されていますので、晩冬は1年のうちで最も
寒い時期に当たります。
「候」は、その季節の様子を表す天候、気候
などを意味する言葉ですが、時候の挨拶では
単に「頃」「時節」「季節」と覚えておくと
良いでしょう。
したがって、「晩冬の候」全体としては、
「冬の終わりの最も寒い時期ですが」
といった意味になります。
春夏秋冬のいずれも、 「初」「仲」「晩」と
いった文字と組み合わせることで、その季節
の初め頃か、真ん中頃か、終わり頃を示す
ことができます。
晩冬の候の時期は?いつ?
「晩冬の候」を使用する具体的な時期は、
1月5日頃~2月3日頃となります。
前述した通り、小寒~節分までですが、
松の内を過ぎる頃までは、おめでたい
「新春の候」などがおすすめです。
時候の挨拶は、二十四節気を使用したもの
の場合、いつからいつまでと使える時期も
はっきりしています。
晩冬という言葉は、その節気に含まれて
いないのですが、冬の3ヶ月の最後の月と
定義すると、曖昧さも抜けていきますね。
正月の松の内を過ぎた頃の寒中見舞いの
時期とほぼ同じということになります。
冬の終わりというと2月の後半のイメージ
がありますが、あくまでも「暦の上では」
という旧暦を意識した使い方が一般的です。
2月に使用される主な時候の挨拶!
晩冬の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び
それでは最後に「晩冬の候」を使用した
実際の挨拶文の 例文をご紹介します。
時候の挨拶は、冒頭だけでなく結びにも
使用しますので、臨機応変にアレンジ
しても良いですね。
また、日本語調の挨拶もありますので、
結びに使用する方法もあります。
【書き出し】
・謹啓 晩冬の候、ご家族様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
・謹啓 晩冬の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
【結び】
・時期柄、体調管理にご留意の上、ますますご活躍下さい。謹白
・しばらくは春とは名のみの寒さが続くようです。何卒ご自愛専一にてお過ごし下さい。謹言
特に結びの挨拶では、相手の 体調を気遣う
ことが必要になる時節に入ります。
頭語と結語の組み合わせとしては
「謹啓」+「謹白」「謹言」「かしこ」
などを用いると無難ですね。
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