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新春の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!

新春の候 意味

新春の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!新年を迎えると同時に使われる時候の挨拶
の1つに 「新春の候」があります。

 

漢語調の挨拶の中でも、1年の始まりに
最も相応しい言葉です。

 

という文字が入りますが、時期を誤る
ことは少ないかと思われます。

 

しかし、旧暦時代の名残が残っているため、
その意味を正しく把握して使いたいですね。

 

そこで今回は、新春の候の読み方や意味、
時期、使い方の例文
などを紹介します。

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目次

新春の候の読み方と意味は?

「新春の候」の読み方は 「候(こう)」
理解していれば、間違うこともないですね。

 

もちろん「しんしゅんのこう」です。

 

新春は、文字通り新しい年や新しい春の
ことを意味しています。

 

新年早々は1年でも寒い時期なのに、なぜ
春なのかと思うかもしれませんね。

 

これはもちろん旧暦に基づく表現で、昔は
1月、2月、3月を春としていました。

 

天保暦以前では、2月19日頃の 「雨水」
含む月を1月としていたようです。

 

これを新暦に置き替えると、1月下旬~3月
上旬頃に当たり、特に立春を迎えると春に
入ることも関与しているように思えます。

 

しかし、単純に旧暦の春を1月からとして
いたことの名残として、新暦(現行歴)
でも、1月を新春や初春と呼んでいます。

 

これは、旧暦1月を表す「睦月」を新暦
でも使っているのと同じ形になりますね。

 

例えば、6月の「水無月」や12月の「師走」
なども、もともと旧暦の月を指しています。

 

また、「候」は天候や気候を表しますが、
時候の挨拶で使用する際は、 「時や季節
の移り変わり」
を指すという認識で良い
かと思われます。

 

したがって「新春の候」全体としては

「新しい年の門出を迎え」
「素晴らしき初春の良き日に」

といった意味になります。

 

 

新春の候の時期は?いつ?

「新春の候」を使用する時期については
1月いっぱいとしても問題はないようです。

 

ただし、現在ではどうしても 正月休み
松の内のイメージが強いのも事実です。

 

年賀を意識してしまう言葉なので、松の内
を目安として使うほうがしっくり来ますね。

 

松の内は1月7日までで、地方によっては
15日までの場合もあります。

 

それ以降になると「厳冬の候」「極寒の候」
など、1年で最も寒いとされる「寒」の時期
を意識した挨拶のほうが良いでしょう。
 
1月の主な時候の挨拶とは?
 

 

新春の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び

最後に、「新春の候」の使い方として 例文
をご紹介しておきますね。

 

手紙には冒頭の書き出しや、最後の結びで
使うことがほとんどです。

 

年賀状と重なる時期でもあるため、使用頻度
は少ないと思いますが、最後に一言添える
文章に使う方法もあります。

 

また、招待状やビジネス文書などにも使用
する機会もあるかと思われます。

 

【書き出し】

・拝啓 新春の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 新春の候、皆様にはいっそうご活躍のことと慶賀の至りに存じます。
・謹啓 新春の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。

 

【結び】

・皆様にとって本年にご多幸がありますようお祈り申し上げます。敬具
・寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛専一にてご活躍ください。敬白
・本年もご厚情賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。謹白

 

改まった相手に出す場合、年賀状も含め
句読点を使用しない書き方もあります。

 

目上の方や日頃お世話になっている方への
畏まった挨拶にしたい場合はおすすめです。

 

「拝啓」などの頭語や「敬具」などの結語
を取り除き、寒中見舞いに含める一文に
利用することもできますね。

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