植物かぶれの原因と皮膚に現れる症状!対処法や薬もご紹介!
かぶれを経験した
ことはありませんか。
夏場のアウトドアや、草刈りをしている
時などは、特に注意が必要ですね。
知らない内に皮膚にひどいかゆみが現れ、
大変な思いをすることもあります。
また、その原因が植物によるものと
気付かないことも…。
夏場でも、時として長袖、長ズボンなどの
着用が必要なこともありますね。
そこで今回は、かぶれの原因となる植物や
対処法、薬などについてご紹介します。
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目次
かぶれの原因となる植物は?
植物の中でも、最もかぶれやすいといわれ
ているのが、 漆(うるし)です。
漆の葉から落ちた水滴が皮膚に付いただけ
でも、症状が現れる場合もあります。
ヤマウルシ、ツタウルシなど、ウルシ科の
植物はすべて注意が必要です。
また、秋に紅葉するハゼノキ、ヤマハゼも
かぶれを起こす原因となります。
他には、銀杏(イチョウ)も注意が必要と
されています。
銀杏の場合は、果肉に含まれる汁に触れる
ことにより、症状が現れるようです。
これらの植物に接触して起こるかぶれは、
「一次刺激性接触皮膚炎」といいます。
原因物質の毒性の強さにより、現れる症状
の強さも変わってきます。
もちろん、誰でも皮膚の炎症などが起こる
危険性があるものです。
その他、特定の物質にアレルギーを持って
いる人だけに現れるかぶれもあります。
こちらは 「アレルギー性接触皮膚炎」と
呼ばれています。
一度その物質に触れ、皮膚の炎症細胞が
感作されると、次回触れた時にこの細胞
が活性化して、湿疹などを作ります。
アレルギー性の場合は、接触してから
1~2日後に症状が出ることが多いです。
植物かぶれで皮膚に現れる症状とは?
植物かぶれは、もちろん肌が 露出している
場所から起こります。
顔、あごなどが一番かぶれやすいのですが、
徐々に広範囲に広がる傾向があるのも特徴
です。
小さくてブツブツとした 水泡状の湿疹ができ、
顔全体が腫れてしまったり、水ぶくれになって
しまうこともあります。
細かい症状は植物によっても異なりますが、
湿疹は 赤みを帯び、強いかゆみと痛みを伴う
ことも多いです。
夜も眠れないほどの痛みを伴うことも、決して
珍しいことではありません。
場合によっては、1~2週間も長引いてしまう
こともあるため、適切な処置が最も重要です。
放置すると、手や足にも広がり、我慢できない
ほどのかゆみや痛みに襲われることもあります。
草木の多いところに行く際は、露出の少ない服
を着用し、地肌が植物に触れないようにガード
することが大切です。
虫刺されによる腫れや痛み、熱の対策!
植物かぶれの対処法や薬は?
まず、かぶれが出てきたと感じたら、患部を
できるだけ早く洗い流します。
樹液が付着すると、10分ほどで 皮膚に染み
込んで、洗い落とすことが難しくなります。
できるだけ早く石鹸で洗いましょう。
続いて、軟膏を塗ります。
抗ヒスタミン剤を配合したステロイド軟膏で
炎症を抑えることができます。
おすすめは、田辺三菱製薬の「フルコートf」
という塗り薬で、植物かぶれに効果的です。
最後に、ビニールに入れた 氷などで、患部を
できるだけ冷やします。
樹液や患部に触れた手で他の部位を触ると、
かぶれが広がることがあるため、要注意です。
着ていた服や靴も、すぐに洗ったほうが
良いでしょう。
また、掻くと余計悪化するので、つらいですが
我慢してください。
症状がひどい場合、すぐに皮膚科の専門医に
診てもらいましょう。
病院に行くと塗り薬だけでなく、有効な飲み薬
を処方されることもあり、治りも早くなります。
アレルギー性の可能性も否定できませんので、
検査を受けておくことをおすすめします。
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