ブリザードとホワイトアウトの意味の違い!雪国の怖い現象!

冬になると、降雪や路面の凍結など
気象上、注意すべきことが増えますね。
特に、雪国では毎日のことなので、
生活する上で当然のことと思います。
なかでも、度々耳にする ブリザードや
ホワイトアウトといった現象ですが…
寒い地域に住んでいないと、どういった
状況になるのか、想像しづらいですね。
その言葉の意味や違いもわからないこと
がほとんどです。
冬に向けて、注意すべき気象現象なども
知っておいた方が良さそうです。
そこで今回は、ブリザードとホワイトアウト
の意味の違いについてご紹介します。
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目次
ブリザードの意味とは?
ブリザードとは、主に 「暴風雪」を意味
しています。
本来は、北アメリカ大陸や南極大陸などで
局地的に起こる、地吹雪を伴う強風のこと
を指しています。
近頃は他の地域で起こる場合もブリザード
と呼ぶこともあります。
南極の昭和基地では・・・
・視程1km未満
・風速10m/s以上
・上記2つの条件が6時間以上続く
などの場合を定義しています。
また、以下のような基準で、その 規模を
分類し、外出制限などの目安にしています。
B級:視程 1km未満 風速15m/s以上 継続時間12時間以上
C級:視程 1km未満 風速10m/s以上 継続時間6時間以上
降雪時に起こる現象ではありますが、
ブリザードとは主に風による影響の
ことを指しています。
ホワイトアウトの意味とは?
ホワイトアウトとは、降雪などにより
視界が悪くなった状態を指しています。
いわゆる気象上の視界不良を意味し、
ブリザードとの違いも明らかです。
大まかに分けると、下記の3種類に分類
されています。
1.吹雪や地吹雪による視界不良
2.風はないが大量の降雪があり、且つ太陽光の反射による視界不良
3.雪の表面や雲による乱反射による視界不良
ただし、実際には霧や雲によって起こる
視界不良にも用いられることもよくある
こととされています。
ホワイトアウトの状態になると、 錯覚を
起こしてしまい、空・地面などが地続き
に見えてしまいます。
つまり、目の前が真っ白になり、方向感覚
なども失われる状態に陥ってしまいます。
よって、登山などにおける遭難の原因に
なることも珍しくありません。
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ホワイトアウトが起こると、鉄道や飛行機
などの交通機関、高速道路などの通行止め
などを中心に大きな影響が出ます。
雪山で起こるイメージがあると思いますが、
決してそうではありません。
長期に渡り続いてしまうと、物流もストップ
して、食料品や日用品などの品不足などが
起こることもあり得ます。
普段の生活に大きく影響する場合もあります。
また、ブリザードとは異なり、日本でも比較的
よく見られる現象のようです。
真保裕一さんの小説や、それを映画化した
織田裕二さん主演の「ホワイトアウト」も
新潟の奥只見ダムを舞台のモデルと
しています。
北国に住む人々にとって、冬の 降雪・積雪
は避けられません。
時に降雪は、命に関わる大きな災害になること
もあるため、それに対する十分な備えも必要
ですね。
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