晩夏の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!
「晩夏」という
哀愁漂う風情のある言葉を耳にしますよね。
そんな時期、お手紙を書くときにも「晩夏」を
用いることもよくあります。
それが、時候の挨拶の1つ、 「晩夏の候」です。
言葉の意味を知ることで、お手紙の内容も
膨らみそうですよね。
そこで今回は、「晩夏の候」の読み方や意味、
使い方などについてご紹介します!
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目次
晩夏の候の読み方と意味は?
「晩夏の候」の読み方は 「ばんかのこう」です。
意外と「候」の読み方に自信のない方も多い
ですが、「〇〇の季節になりましたが…」という
意味で使います。
晩夏自体は夏を 「初夏・仲夏・晩夏」と三分した
際の最後に来る言葉で、もちろん季語に設定され
ています。
つまり、読んで字の如く「夏の終わり」を指す
挨拶によく使われる季語です。
暦の上での話であれば、「立秋(8月8日頃)」
の前の1ヶ月ということになります。
しかし、実際にはその時期は 夏真っ盛りで、
連日連夜、「真夏日」「熱帯夜」などがニュース
で報じられますよね。
また、旧暦では4月・5月・6月が夏ですから、
晩夏は6月の異称として使われていたのです。
現行暦や現代の気候と比較すると、かなりのズレ
が生じていることになりますが、時候の挨拶など
に「晩夏の候」を用いるのは いつ頃なのでしょうか。
晩夏の候の時期は?いつ?
「晩夏の候」は、8月中旬の お盆の時期になると、
使われるようになります。
旧盆(8月13日~15日)辺りから8月末まで
使うのが一般的ですね。
実感としては、まだじりじりと太陽が照りつけて
いますが、海ではクラゲの登場などで海水浴客も
減り、徐々に秋めいて来る頃ですね。
時候の挨拶は、旧暦や現行暦が入り混じって
いることで使い方が難しいものもありますが、
「晩夏の候」は現代の気候を体感した季節を
尊重して使われる傾向にあるようです。
また、立秋を区切りに暑中見舞いから残暑見舞い
に切り替わることを考えると、 「残暑の候」という
挨拶とも少し時期が異なると考えられます。
晩夏の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び
「晩夏の候」を使用した手紙には、夏の終わりを
感じられるような一文を添えることで、なお一層
季節を感じられる手紙になりそうですね。
では、具体的にどのように使うのか、冒頭と結び
の例文をご紹介します。
【ビジネス文書】
(本文略)
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。敬具
(本文略)
時節柄、お身体ご自愛ください。敬具
【親しい人へ】
(本文略)
暑さで体調を崩されませんようお元気でお過ごしください。 敬具
(本文略)
新学期元気に再会できることを楽しみにしています。
基本的には、頭語として 「拝啓」などを用い
ますが、その場合は結びに「敬具」「かしこ」
などの結語を入れておきましょう。
いかがでしたか?
夏の終わりの挨拶として、お世話になっている
方への手紙などに利用して下さいね。
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