子供のヘルパンギーナの症状・原因・感染経路!抗生剤で治る?
「夏風邪は馬鹿がひく」
というものがありますね。
正直、馬鹿じゃなくてもひきます!
特に子供達の間で流行りやすい、
「ヘルパンギーナ」「手足口病」「プール熱」。
三大夏風邪なんて呼ばれ方もしています。
子育て中のママ達であれば、どれも一度は
耳にしたことがありますよね。
そこで今回は、ヘルパンギーナの症状や原因、
感染経路、治療などについてご紹介します。
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目次
子供のヘルパンギーナ・主な症状は?
まずは子供が罹った際にいち早く気付けるように
ヘルパンギーナの 症状を把握しておきましょう。
ヘルパンギーナの主な症状は・・・
・口腔内の水ぶくれ、口内炎(複数)
・口蓋垂(のどちんこ)の炎症、のどの痛み
以上の症状が現れたら 疑いありです。
特に突然の高熱でびっくりしてしまうケースが
多いので、要注意です。
更に辛いのは 口腔内の症状ですよね。
口内炎だけでも食べ物によっては沁みて痛いのに、
のどの痛みまで重なります。
痛みが引くまでは食事にも影響が出るので、
看病する親としても、治るまでは少し大変
かもしれませんね。
子供のヘルパンギーナ・原因や感染経路、潜伏期間は?
ヘルパンギーナは エンテロウイルスという
ウイルスの感染によって引き起こされます。
主な感染経路は、くしゃみや咳などからの
飛沫感染や、感染者の水泡や便などの内容物
による接触感染です。
どちらにしても完全に防ぐことは至難の業です。
潜伏期間は2日~1週間程度で、その間は全く
の無症状のため、感染に気が付くことはほぼ
ありません。
ですから、潜伏期間中に感染が拡大することが
多いと言われています。
保育施設などで一気に感染が拡がる理由が
ここにありそうですね。
また、発症期間が過ぎ、回復の兆しが見えて
きても油断できません。
エンテロウイルス自体は回復期に入っても
腸内に2~3週間程度留まり、便から排出され
続けます。
症状が治まったからといって完治したとは言えず、
二次感染などを起こさないように注意する必要が
あります。
保育園や幼稚園への登園も、しばらくお預けになる
ことがほとんどです。
子供のプール熱の症状と対策!
子供のヘルパンギーナ・抗生剤などの薬で治る?
残念ながらエンテロウイルスを予防するための
抗ウイルス剤やワクチンなどは 無いのが現状です。
もともとウイルスは細菌よりもはるかに小さく、
細胞壁を持たない遺伝子ですから、菌を殺す
抗生剤では歯が立ちません。
もちろん予防接種などもないため、治療は主に
対症療法ということになります。
発熱は大体2~3日程度で治まりますが、稀に
熱性けいれんなどを起こす場合もあります。
熱性けいれんを目の当たりにすると、非常に
驚かれる親御さんが多いですが、数分もあれば、
治まりますので、落ち着いて対処して下さい。
また、高熱が何日も続くようでしたら、 髄膜炎
などの合併症の恐れもあるため、発症したら
早めに病院を受診するほうが得策です。
ヘルパンギーナを「単なる夏風邪」と侮っていると
大きな代償を払う危険性もあると認識して下さい。
また、口腔内の炎症が強いと食事にも大きな
影響を及ぼしてきますよね。
口内炎などは大体1週間程度で改善されますが、
それまでの間は刺激的な 塩分や 酸味の強いもの
は避けるようにした方が良さそうです。
特に高熱が出ている時は、脱水症状を予防する
ために、刺激の少ないイオン水や湯冷ましなど
で水分補給を心掛けましょう。
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