七夕の歌の歌詞の意味!のきば・金銀砂子・五色の短冊とは?

7月7日の 七夕。
彦星と織姫が1年に1度逢瀬を果たせる日
として、子どもの頃からとても馴染みの深い
行事ですよね。
辺りを見渡せばあちらこちらで笹の葉と
色とりどりの短冊と飾りを見かけます。
そして、七夕の歌も保育園や幼稚園などで
歌った記憶がありますよね。
ただ、童謡 「たなばたさま」の歌詞の中には
「これってどういう意味?」と首を傾げたく
なる言葉がいくつか出てきますよね。
そこで今回は、七夕の歌の歌詞の意味
についてご紹介したいと思います。
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目次
七夕の歌の歌詞の意味・のきばとは?
6月下旬になると、どこからともなく
聴こえてくる七夕の歌。
ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎん 砂子
五しきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる♪
まず1つ目の疑問・・・
「♪のきばにゆれる」の 「のきば」とは
一体何なのでしょうか?
あまり聴き慣れませんよね。
漢字にすると「軒端」になり、その漢字の通り、
「軒の端(はじっこ)」を意味します。
軒は、日光や風雨を避けるために、屋根の下端
に壁から張り出した部分なので、つまりは 軒の先、
軒口の事になります。
軒先や庇とも呼ばれ、風鈴などを
吊るしたりする場所の事です。
軒先で心地良い風に揺れている笹を
表現しているようですね。
織姫と彦星の物語・結末は?
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七夕の歌の歌詞の意味・砂子とは?
では、「♪きんぎん砂子(すなご)」の 「砂子」
とは何の事なのでしょうか?
より粒が小さい砂をイメージさせますよね。
砂子とは、金銀の箔を細かい粉状にした物で、
蒔絵や色紙、襖などの装飾に多く使われている
ものです。
その他には伝統工芸品などにも使われ、
粉にした金銀を吹き付けて装飾するのです。
キラキラ光る金箔、銀箔はそれだけで見る者を
惹き付ける美しさがありますよね。
そんな金銀が 星のように光って見えると
表現しているようですね。
七夕にも行事食があるの?
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七夕の歌の歌詞の意味・短冊とは?
七夕飾りに使われる飾りはきちんと意味を
持っていて、その中の 短冊にも馴染みの薄い
意味があるのをご存じでしょうか?
今は折り紙や少し厚手の紙を細長く切って、
そこにお願い事を書くのが一般的ですよね。
元々短冊は童謡内でも使われているように
赤、青、黄、白、黒の 「五色の短冊」を用意
するのが本来の使い方です。
中国の陰陽五行説からきていて、人間の守る
べき5つの徳と繋がりがあります。
七夕は 乞巧奠(きこうでん)という、中国から
伝わった行事が元になっており、乞巧奠は機織
や裁縫の上達を祈る行事なんだそうです。
そのため、針や 「五色の糸」をお供えして、
お祝いしていたのですが、後に糸が布になり、
そして、紙の短冊に変わっていったのです。
願い事を書くようになったのは江戸時代辺り
からの話なんだそうですよ。
お願い事を書いて飾り、お星様にお願いするのは
今も昔も変わらない素敵な習慣なんですね。
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