セミの寿命は本当に1週間?最長でどのくらい?素数との関係も!
聞こえてくる セミ。
土の中で長い間過ごしてから木に登り、
成虫になると僅かな時間で死んでしまいます。
成虫になってすぐに死んでしまうなんて
かわいそう、なぜそんなに早く死んじゃうの?
なんて子供に聞かれることもあるかと思います。
そこで今回は、セミの寿命は実際にはどのくらい
かというテーマでご紹介したいと思います。
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目次
セミの寿命は本当に1週間なの?
セミの寿命は1週間と言われていますが、
実際はそうではないようです。
成虫のセミは、他の虫や動物に襲われ
なければ3週間~1ヶ月間は生きると
言われています。
でも、成虫は捕まえても飼育するのが難しく、
そこからの寿命が3週間ほどしかありません。
そして、 夏の昆虫というイメージが強い
ですが、実は暑さにとても弱い虫です。
そのため、暑さのために死んでしまう
セミもいるようです。
成虫の場合は、すぐに死んでしまうイメージ
も強いかと思いますが、幼虫のときは
3年~長くて17年も土の中で生活しています。
これにはビックリですね!
幼虫の時期も合わせると、セミの寿命は
昆虫の中でも とても長いと言えます。
セミの寿命は最長でどのくらい?
本来セミの寿命は1ヶ月だと言いましたが、
夏の暑さや天敵により、実際に1ヶ月も生
きられるセミはあまりいません。
ただし、鳥や動物、他の昆虫などに襲われず、
しかも暑さで体力を消耗しないような所で
生活しているセミは長く生きられるようです。
また、 9月頃に季節はずれで成虫になる
セミもいますが、涼しくなり始めた季節
なので、1ヶ月以上も生きられるそうです。
ごくまれに 11月頃に鳴いているセミが
いますが、これは9月ごろに成虫になった
もので、2ヶ月もの間、成虫として生き続
けているものなんです。
しかし、それ以降は当然寒くなり、越冬
することはできませんので、成虫の場合、
最長でも2ヶ月の寿命といったところです。
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セミの寿命と素数の関係は?
素数とは2、3、5、7、11、13、17…など、
1とその数以外で割り切れない数のことを
言います。
セミは幼虫として土の中で長年生活すると
言いましたが、その中には 素数セミと言わ
れる13年セミや17年セミというものがいます。
名前の通り、13年や17年周期で出現すると
いう非常に珍しいものです。
これは氷河期の影響で幼虫のえさとなる
木の根に栄養が行かなくなり、成虫になる
までに時間がかかったため、 長い周期で
成長するものと言われています。
この周期がおどろくほど正確で、アメリカ
では、この周期がくる年になると、研究者
がこぞって動き出すようです。
実際には3週間ほど生きられるセミの寿命が、
1週間、つまり 素数の7日間と言われるように
なったのも、何かの因縁でしょうか…。
いかがでしたか?
1週間と言われているセミの寿命も、時期に
よっては2ヶ月も生きられるんですね。
昆虫好きの方なら、幼虫の時の 素数との関係も、
とても興味深いものではないでしょうか。
これを知っていれば、子供にも自信を持って
教えてあげることができますね。
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