薫風の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶例文も!
時候の挨拶になりますが、
四季折々、美しい景色を見せてくれる日本。
その季節を現す言葉もさまざまです。
例えば、「薫風の候」なんて言葉、ご存知でしょうか?
これからの季節にぴったりな言葉なので、
覚えておいて損はないですよ。
そこで今回は、薫風の候の意味や使い方について紹介します!
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目次
薫風の候の読み方と意味は?
さて、薫風の候、あなたは最初どう読みましたか?
「かおるかぜのこう?」「くんぷうのこう?」
「くんぷうのそうろう?」・・・。
いろいろと考えてしまいますよね。
答えは、「くんぷうのこう」が正しい読み方です。
薫る風と書いて薫風、良い言葉ですよね。
「新緑の間を吹いてくる快い風」といった
素敵な意味を持っています。
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、
読み方や意味が分かると使ってみたくなりませんか。
手紙の最初に、しっかりと時候の挨拶を入れられれば、
それだけで手紙の質が上がったように感じられます。
でも、注意してください。
季節を表す言葉ですから、使う時期を間違えては
せっかく使ったの手紙の質が急落してしまいます。
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薫風の候の時期はいつ?何月?
時候の挨拶である「薫風の候」を使用する
時期は5月になります。
実は、薫風という言葉、5月の季語でもあります。
新緑の間を吹いてくる快い風の意味もありますので、
新緑が映える5月がもっとも適しています。
ちなみに4月は春暖の候、6月は初夏の候などが
使える表現になります。
毎月毎月時候の挨拶が豊富にあるのも、四季が
はっきりしている 日本の特色かもしれませんね。
せっかく日本に住んでいて、その美しさを示す
言葉があるのですから、使わない手はありません。
最後に例文を紹介しますので、ぜひご活用ください。
5月の時候の挨拶の使い分けとビジネス例文!
薫風の候の使い方・時候の挨拶の例文と結び
薫風の候の意味が分かり、使う時期も明確になった
と思いますので、実際に使ってみましょう。
今回は頭語に「拝啓」を使った例文を紹介しますが、
結びの言葉の後に結語として「敬具」を使います。
女性の場合、結語に 「かしこ」を使いましょう。
拝啓 薫風の候、皆様にはご機嫌うるわしくお過ごしのことと存じます。
(中略)
ますます御健康でご活躍のほど、陰ながらお祈りいたします。 敬具
拝啓 薫風の候、若葉の美しい季節がまいりました。
(中略)
季節の変わり目ゆえ、くれぐれもご自愛下さい。敬具
拝啓 薫風の候、ますますご健勝の事とお喜び申し上げます。
(中略)
皆様の御健康と御多幸をお祈り申し上げます。 かしこ
直筆の手紙には 温かみがあります。
受け取った方は、きっとその温かみを感じ、
大事に保管しておくことでしょう。
後々まで残る手紙ですから、礼儀をわきまえて、
美しい内容で送りたいものですね。
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