若葉と青葉の意味と使い方!いつの季語?時候の挨拶例文も!
若葉は「新緑」、 青葉は「深緑」なんていうイメージ
がありますが、若葉と青葉の違いってご存じですか?
どちらも晩春や初夏のイメージがありますが、
使う季節はいつなのでしょう。
季節の挨拶などにも使われているので
間違えずに使いたいですよね。
そこで今回は若葉と青葉の意味の違いや
季語としての使い方をご紹介します!
Sponsored Link
目次
若葉と青葉の意味と違いは?
まずはこの2つの言葉の意味から考えていきましょう。
実は、この2つはどちらも 「春生え出てから、
盛夏前までのみずみずしい樹木の葉」を表しています。
でも全く同じ意味ではないんですよ。
若葉は春に生えて間もない柔らかい葉のことを言います。
青葉は、それより少し後の勢いよく茂り始めた
葉のことを言います。
そして、普通は草花の葉ではなく、
木についた葉のことをいいます。
やはり若葉は新緑で、そこから少し時が経過して
深緑になったものが青葉なんですね。
自動車運転初心者マークのことを 若葉マークと
いいますが、やはり若葉のほうが初々しい
イメージになります。
「若葉は子ども、青葉は少年、青年」といった
イメージで、人に例えてみると少しわかり
やすいかもしれませんね。
若葉と青葉はいつの季語?
この2つの言葉は俳句の季語としても使われています。
若葉は 初夏、青葉は 三夏の季語です。
初夏はだいたい5月頃で、立夏から芒種の前日
までの季語になります。
他にこの季節の季語には 新樹、葉桜、若楓などもあります。
どれも初々しい爽やかな感じのする単語ですよね。
三夏というのは、 初夏、仲夏、晩夏のすべてで
夏全般のことをいいます。
立夏から立秋の前の日までですので、
青葉を使える期間も長くなります。
他にこの季節の季語には 緑蔭、夏草、茂、万緑
などもあります。
どれも深い緑で生い茂っているような
イメージのある単語ですよね。
初夏の間でしたら、若葉も青葉も
両方使うことができますね。
似た言葉でも、与えるイメージは
だいぶ変わってきますよね。
その俳句のイメージに合った言葉を選びたいところです。
新緑の候の意味・使い方!
若葉と青葉の使い方・時候の挨拶の例文
この2つは、 時候の挨拶にも用いられます。
こちらも季語の場合と同じですが、
5月、6月あたりに使用する挨拶です。
ただし、6月で「若葉の候」では少しおかしいので
「若葉青葉の候」や「若葉青葉の季節」とつなげて
使うことも多いです。
少し例文を紹介しますね。
・拝啓、青葉の候、ますますご繁栄の事とお喜び申し上げます。
・若葉青葉の好季節、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
・若葉のまぶしい季節になりました。みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか。
・青葉の鮮やかな季節になり、日中は汗ばむ陽気もありますが、お変わりありませんでしょうか。
改まった文章だけでなく、親しい人に向けた
手紙でも使用することのできる言葉ですので、
是非活用してみてくださいね。
どちらの場合でも、時候の挨拶のあとは
安否を気遣う言葉をつなげてくださいね。
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。