メーデーの意味と由来!日本では休み(祝日)でない理由は?
メーデーという言葉、聞いたことありませんか?
言葉自体は聞いたことがある方が多いと思いますが、
その意味を深く考えたことはありますか?
世界的に有名な言葉のメーデー。
でも、日本ではあまり馴染みがありません。
それにはちゃんと理由があるんです。
そこで今回はメーデーの意味や由来について紹介します!
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目次
メーデーの意味は?
まずメーデーの意味を解説します。
メーデーは英語で「May Day」と書きます。
直訳すれば5月の日。
世界各地で5月1日に行われる 労働者の祭典を指しています。
労働者の日ですから、「Labour Day」とも呼ばれています。
実は、もともとは 春を祝う日のことでした。
それが労働者の日となった理由には、
アメリカ合衆国の労働問題があります。
1886年、アメリカでは連日10時間以上の
労働を課していました。
これに反発した労働者たちが ストライキを
敢行した日が5月1日だったのです。
このような背景から、働く者の日とされるメーデーには、
全世界の労働者達が、一斉に 労働者の権利と 政治的要求
を掲げてデモンストレーションが行われています。
メーデーが休み(祝日)になった由来は?
メーデー、つまり5月1日は、世界の少なくとも
80以上の国で祝日とされています。
実はメーデーは、国際連合などの国際機関によって
定められた 国際デーとなっています。
労働問題は改善されつつありますが、いまだに過酷な
労働を強いられている人たちが、世界中にはたくさんいます。
そういう人たちが声を挙げる日として、
労働者が労働のための権利を獲得する日として、
とくに欧米諸国では重要視され祝日に制定されています。
フランスではクリスマスと同じぐらいに
重要視されているというから驚きですよね。
労働者も、そのようなきっかけの日があれば声を
挙げやすいですから、国際的にもメーデーを 祝日
とするのが主流になっています。
日本ではなぜ休み(祝日)じゃないの?
では、なぜ日本では休みではないのでしょうか。
5月1日がもし祝日になったら、ゴールデンウィークが
さらに大型連休となって嬉しいのに、と思いませんか?
でもこのゴールデンウィークが、
実はくせものだったりするのです。
ゴールデンウィークは、日本古来の祝日が重なって
いますので、当然、世界にはありません。
ここにメーデーの祝日をぶつけると、実に7連休、
1週間にもわたる祝日になってしまいます。
そんなの嬉しいだけじゃないか、と思われるかも
しれませんが、それが困る場所があります。
金融市場ですね。
7日間も日本の金融市場が開かれないことを問題視する
声が大きく、メーデーの祝日化は日本では難しいようです。
また、日本には「勤労感謝の日」という、メーデーと似た
意味の祝日があります。
勤労感謝の日の由来!
同じような意味合いを持つ祝日が1年にふたつあるのは
どうなんだろう?という意見もまた、メーデーが日本で
休み(祝日)にならない理由のひとつです。
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