トビウオの旬の時期と主な産地!種類や料理法、アゴ出汁の使い方!
トビウオといえば、翼のようなヒレを持ち、
鳥のように海面を飛ぶ魚ですね。
あまり食べるイメージはありませんよね。
ただ、別名の「アゴ」といえば食材として
馴染みがあるのではないでしょうか…。
ラーメンなどでもアゴ出汁が入っていると
高級な感じがしますよね。
実は、刺身や天ぷらなど様々な料理法も
ありますが、どうせ食べるなら美味しい
旬の時期がおすすめです。
そこで今回は、トビウオの旬の時期や主な産地
を中心に、様々な情報をご紹介します!
目次
トビウオの旬の時期と主な産地は?
トビウオは回遊魚の1つで、産卵のため
春から夏にかけて南から北へと移動します。
この移動した場所が産地となり、この時期が
旬ということになります。
地域によって異なりますが、大体3月~7月頃
九州地方から旬を迎えていきます。
トビウオは島根県の「県魚」でもあります。
「県花」は有名ですが、魚があるというのは
知らなかった人とも多いかもしれませんね。
主な産地は、長崎県を筆頭に、宮崎、鹿児島
の屋久島、高知、和歌山なども有名です。
太平洋側であれば、関東地北くらいまでなら
どの県でもある程度の漁獲高が見込めます。
アゴという別名以外にも、 アキツキトビウオ、
コトビ、トビノウオなどと呼ばれています。
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トビウオの種類ってどのくらいいるの?
トビウオといっても様々な種類の魚がいて、
その数は約50種ほどとされています。
その内、日本で主に収穫されるのは、
以下の通りです。
【ハマトビウオ】
もっとも大型で刺身向けです。
産地は、九州南部から四国沿岸の
太平洋側や伊豆諸島。
旬の時期は春先から初夏まで。
【ツクシトビウオ】
サイズ的には中型です。
産地は、高地や和歌山、山陰など。
旬の時期は3月頃から初夏まで。
【ホソトビウオ】
小柄で、加工食品などに使われています。
体の断面が丸いので、市場では丸トビ
と呼ばれています。
種類別の飛距離は定かではありませんが、
海面2~5m上空あたりを100~300m
ほどは飛ぶことができるようです。
特に大型種の場合、最長で700mという話も
ありますので、上空10mあたりを飛んでいる
ことになるようです。
飛距離も延びると、高さも相当のものですね。
最高時速は60~65kmほどで、かなりの
スピードで飛んでいることになります。
優雅に飛んでいるようにも見えますが、
大抵はマグロなどの捕食者から逃げる
手段の1つのようです。
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トビウオの料理法は?
地域によっては、食材としてあまり
馴染みがない魚かもしれません。
しかし、全国的に見ても、実は様々な
料理に活用されています。
個人的には、身が淡白なこともあり、
刺身で食べるのが美味しいです。
刺身にするだけでなく、昆布締めや
なめろうにするのも乙な料理法です。
焼き魚にする場合は、翼を広げたまま
丸焼きにするとインパクト大ですよ。
少しグロテスクに感じてしまうことも
ありますが…。
他にも、塩焼きや唐揚げ、天ぷらの他、
一夜干しなどを炙ると美味しいです。
身でつみれを作り、アゴ出汁を利用して
つみれ汁にするのも絶品ですね。
また、かまぼこやちくわなどの原料に
使われていることは、あまり知られて
いないようです。
トビウオの卵は「とびっこ」と呼ばれ、
回転寿司などで見かけることもあります。
キャビアの代用品として使われることも
あるようで、そうなると貴重な存在ですね。
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アゴ出汁の製法と使い方は?
アゴ出汁は、焼きアゴ(煮干しの様なもの)、
出汁パック、粉末などで販売されています。
もとは全て焼きアゴです。
製法としては・・・
まず、新鮮な状態のトビウオの尾を入念に
洗います。
後は、身を串刺しにし、水気を取るために
しばらく吊るした後に焼いたものです。
アゴ出汁は煮干しなどの和風出汁と同様に
使用することができます。
うどん、おでんのつゆ、鍋、茶碗蒸しの他、
たこ焼きなどの出汁にも使われますよ。
やや高級なイメージがありますが、それほど
高価なものではありませんので、ぜひ使って
みてくださいね。
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