パイ・タルト・キッシュの違い!料理やお菓子、生地、言語?
パイ、タルト、キッシュなどを
見かけることも多いですね。
どれも人気で、必ずといっていいほど
購入するという人もいます。
ただし、どれも見た目が似ていますが、
どんな違いがあるのかご存知ですか?
知っているようで「意外と曖昧という
人も珍しくないようです。
そこで今回は、パイ・タルト・キッシュ
の違いについてご紹介します!
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目次
パイとは?
パイは 英語です。
小麦粉とバターなどを使って作った生地
に、甘く煮たフルーツやナッツ、肉類等
を包み込んで焼いた料理やお菓子です。
基本的には大量のバターが使われていて、
生地のサクサクとした食感が特徴です。
小麦粉と水、塩で作った生地にバターを
混ぜて伸ばし、さらに冷やしたバターの
塊と一緒に伸ばします。
それを3つ折りにして休ませ、今度は別の
方向に3つ折りにするという工程をくり返
したものを「折りパイ」と呼びます。
また、練って作り上げる「練りパイ」
と呼ばれるものがあります。
フランスでは、この生地を 「パートブリゼ」
と呼び、お菓子や料理としてのパイ作りで
かなりの重要度を占めています。
タルトとは?
タルトは フランス語です。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
フランスではパイのことをタルトと呼び
ます。
つまり、言語の違いというのもあります。
ですが、日本ではタルトを別物として
指すことが多いです。
語源は、ラテン語で「焼き菓子」を表す
「torta(トルテ)」です。
パイ生地、または 「パートシュクレ」と
いうタルト生地を使い、クリームや果物
を載せたお菓子のことです。
パートシュクレはサクッとしたクッキー
のような生地となっています。
パートブリゼと違い、砂糖が入っていて
生地自体に甘味があります。
少し混同されている点がありますが…
・タルトは具を上に載せる
・パイは具を包むことが多い
という違いがあります。
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キッシュとは?
キッシュは フランス語です。
ドイツ語の「kuchen(クーヘン)」
が語源となっています。
卵とクリームを使って作る、フランス
のロレーヌ地方の 郷土料理です。
キッシュ・ロレーヌというベーコンを
入れたものが有名ですが、この名前は
発祥地のロレーヌから来ています。
使うのはパイ生地でもタルト生地でも
どちらでもOKです。
しかし、完成品となるのはお菓子では
ありませんので、タルトとはしっかり
とした違いがあります。
生地で作った器の上にベーコン、野菜、
卵、生クリーム、グリュイエールチーズ
等を混ぜたものを載せ、オーブンで焼き
あげた料理です。
最近では甘いキッシュも存在しますが、
基本的には食事系がメインです。
フランス以外の、地中海沿岸地域でも
一般的な料理です。
全体的には、どんな生地を使い、どんな
料理やお菓子が完成するかで、呼び方が
異なってきます。
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