しじみ・あさり・はまぐりの違い!見た目や栄養、料理の用途!
しじみ、あさり、はまぐりですね。
ただ、この3つの違いがはっきりわからない
という人も多いのではないでしょうか。
大きさなどの見た目以外に、栄養や料理など
の用途も変わってくるのか、などなど…。
同じ二枚貝なので似たようなイメージですが、
生物学的にも近い存在なのでしょうか。
そこで今回は、しじみ・あさり・はまぐり
の違いについてご紹介します。
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目次
しじみ・あさり・はまぐりの違いとは?
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
★しじみとは?
二枚貝綱異歯亜綱シジミ科に分類される貝。
漢字で書くと「蜆」で、小さいことから
「縮み」が転訛したという説があります。
貝の大きさは2~3cmほどで、黒色のものが
ほとんどです。
淡水、もしくは汽水域で塩水の濃度が
0.3~1%と低いところで生息しています。
淡水で育っているため、砂抜きをする時は
真水もしくは0.3~1%の塩水で行います。
誤ってあさりと同じような塩水で行うと、
しっかり砂抜きができていなかったり、
栄養素が失われてしまうことも…。
真水でもOKなので、ぬるめのお湯の中に
入れて、口が開くまで待つだけでも砂抜き
ができます。
小さな貝なので、身を食べるというよりも
出汁として使用されることが多いです。
最もメジャーなのは、やはり味噌汁ですね。
栄養的には、ビタミンB群、ビタミンE、
タウリン、カルシウム、鉄分、亜鉛など、
ビタミンやミネラルを豊富に含みます。
必須アミノ酸もすべて含んでいるという
優れものでもあります。
また、しじみ特有の成分 「オルニチン」
が有名ですよね。
身は小さいですが、一番栄養価が高いのは
しじみです。
★あさりとは?
異歯亜綱マルスダレガイ上科マルスダレガイ科
に分類される貝の一種。
最も馴染み深い貝ですが、あまり聞き慣れない
科の生き物ですね。
しじみとの違いの1つは、貝の 大きさですが、
平均で4cmほどあります。
実は、貝の柄や色は、採れる場所によって
異なるという特徴があります。
貝殻の表面はザラザラしていて、縦や横に
模様が入っています。
栄養的には、たんぱく質、ビタミンB12の他、
ミネラルを豊富に含んでいます。
軟体動物のタコやイカに豊富な、 タウリン
を含んでいるのも有名ですね。
基本的に、3%以上の海水で生息しています。
砂抜きをする時は、3%の塩水に最低2~3時間
浸けておく必要がありますが、最近では時短
の方法も色々と紹介されていますね。
あさりは、味噌汁や酒蒸し、佃煮、パスタの
具など、用途も様々ですね。
★はまぐりとは?
あさりと同様、異歯亜綱マルスダレガイ上科
マルスダレガイ科に分類される貝の一種。
生息している場所も、同じ3%以上の海水です。
3つの中で一番大きく、8cmほどに成長します。
大きさの違いで 食べごたえもあるため、出汁
としてだけでなく、焼きはまぐりなども人気
ですね。
ひな祭りなど、初節句といったお祝い事に
用いられることも多いです。
塩水に生息しているので、砂抜きの方法は
あさりと同様、3%以上の塩水で行います。
あさりとの最大の違いは、貝の表面が滑らか
という点です。
柄は色々なタイプがありますが、ツルツル
していて 光沢があり、丸みを帯びているため、
見比べると簡単にわかると思います。
含まれている栄養素はあさりとほとんど同じ
ですが、大きい分、はまぐりの方が1個当たり
の 栄養価が高くなります。
ただし、コレステロールが少ない分、栄養面
で選ぶならはまぐりの方が良いですね。
あさりとはまぐりは同じ科の生き物で、生息
している場所、栄養などに大きな違いはない
ようです。
しじみも味こそ似ていますが、また別物と
いった感じですね。
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