アザミの名前の由来と花言葉!スコットランドの国花とされた理由
とても痛い植物・ アザミ。
「綺麗な花にはトゲがある」という言葉
を実感させるような特徴を持っています。
世界中に250種も自生しており、日本でも
100種類以上が確認されています。
そんなアザミの名前の由来や花言葉は、
その特徴を活かしたものとなっています。
そこで今回は、スコットランドの国花とも
されている、アザミの名前の由来や花言葉
についてご紹介します。
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目次
アザミの名前の由来は?
花の名前は、花枝を折ろうとすると トゲに
刺さることに由来しています。
驚いてしまう、また手が傷付けられると
いうことから「傷付ける・驚きあきれる」
という意味の古語「あざむ」が語源です。
海外に目を向けると・・・
アザミは、 スコットランドの国花と紹介
しましたが、これは、ある故事がもとに
なっています。
13世紀、 ノルウェー軍がスコットランド
に侵攻しようとした際の話です。
ノルウェー兵がアザミの花を踏んでしまい、
叫び声を挙げたことにより、それに気付いた
スコットランド軍が敵を追いやりました。
それ以来、スコットランドの国花として
国を守っているといわれています。
アザミの花言葉と由来!英語では?
アザミの 花言葉は・・・
といったものです。
いずれも、そのトゲにより花を守り、独立
していること、花を採ろうととするとトゲ
が報復することなどが由来です。
「触れないで」というのも、
わかりやすい意味ですね。
西洋(英語)での花言葉は・・・
「nobility of character(人格の高潔さ)」
「misanthropy(人間嫌い)」
などです。
特に「independence」が有名で、前述した
スコットランドでの故事に由来していると
考えられます。
人格の高潔さを謳い、人間嫌いという意味
からも 「孤高の存在」であることを誇示
しているようですね。
アザミの特徴
アザミは、 キク科アザミ属に属する植物で、
日本など北半球に多く生息しています。
英名は「Japanese thistle」とされ、
原産は日本です。
最大の特徴はギザギザしたトゲ状の葉です。
花は黄色、ピンク、白などの鮮やかな色で
花弁は細長く球体のような形に咲きます。
花後はタンポポのように綿毛になる特徴を
持ち、広域に渡り自生する理由となります。
じつは、アザミは食することも可能です。
野草独特の苦みとアクがありますが、 天ぷら
や 和え物などにして楽しめます。
食用にするときはトゲがやわらかい若葉を
使用すると美味しいそうです。
また、和え物や炒めものなどにする際には、
しっかりとアク抜きをする必要もあります。
アザミは、世界中に古くから自生しており、
神話や 伝説にもよく出てきます。
もし見かけたら、花言葉を思い出してみて
下さいね。
ただし、名前に“アザミ”が含まれるもので、
全く別の種類の植物も存在するようです。
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