立志式の意味と由来!誓いの言葉に対する親からの手紙の例文!
「立志式」
というのがあるのをご存知ですか。
全ての中学校で行われる訳ではないため、
地域によっても認知度が異なります。
自分の時はなかったけれど、子供の中学
では行われていて、ピンと来ないことも
ありますよね。
親から子供へ手紙を書く風習もあるため、
戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、立志式の意味と由来
を中心に、親からの手紙の例文なども
ご紹介します。
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目次
立志式の意味と由来は?
立志式というのは、昔の 成人式にあたる
ものです。
数え年で15歳、現在の年齢で14歳の時に
元服の祝いをしていたことに由来します。
他にも 「元服式」「立春式」「少年式」
などと呼ばれることがあります。
立志式が行われるのは昔の正月で元日に
当たる「立春」の日でした。
1年間を24の季節に分けた二十四節気の
第1に当たり、現在では 「春の始まり」
の日とされています。
毎年、大体2月4日頃に当たりますが、
実際には「寒さがピークに達する日」
を表し、それ以降は徐々に暖かくなる
ばかりです。
この昔の元日に、文字通り 「志を立てる」
という意味を持つのが本来の立志式です。
現在では、中学2年生の1~2月に保護者
出席のもと、開催されています。
大人になるために、自分の将来の目標や
夢を明確にする目的があり、その誓いを
立てる日となります。
14歳といえば、まだまだ子供という印象
もありますが、昔なら成人している年齢
でした。
今では、大人になるための第一歩として
行われますが、中学2年生が対象ですから、
高校進学など今後の進路について考え始
める時期に入ります。
また、昔でいう成人式ですから、両親や
先生、周りの方々への感謝を表す機会と
いう意味でも、有意義な行事ですね。
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立志式の内容は?誓いの言葉も!
昔の立志式では、14歳になった男の子は
神社で お祓いを受け、烏帽子を被る習慣
がありました。
これをもって「一人前の男」として
認められる、というものでした。
現在でも、神社によっては行ってくれる
ところもあります。
中学校で行う立志式は、地域や学校により
内容も多少異なるようです。
大筋の流れとしては、先生やゲスト講師
による講演を聞き、生徒たちによる将来
の決意や目標の発表、そして合唱が行わ
れることが多いです。
また、子から親へ 自分の志を宣言したり、
日ごろの感謝を述べたりします。
そして、親から子へも言葉を贈りますが、
例文を含め、次にご紹介しますね。
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立志式での親からの手紙の例文!
親から子供への手紙は、とくに内容に
決まりはありません。
心にしみるような詩や言葉を紹介する人
も多いです。
日頃から、立志式の日に子供に贈りたい
フレーズを書き留めているという方も
いらっしゃいます。
普段、時間が取れる方は、これから大人
へ成長していく我が子に贈る言葉を考え
ておくと良いかもしれませんね。
ここで例文をご紹介しますので、参考に
してみて下さいね。
【親からの手紙】
〇〇ももう14歳になりましたね。
現在の法律では20歳で成人ですが、
昔はこの年で成人とされていたんですよ。
といっても、心まで急に大人になれる
わけではありません。
理想の大人になるために、今何をしたら
良いのか、常々考えて行動して行って
下さいね。
もちろん、これからたくさんの試練が
待ち受けていると思います。
決して成功ばかりとは限りません。
でも、失敗から学ぶこともたくさん
ありますよ。
その1つ1つを生きる糧にして行って
欲しいと思います。
例えどんなことがあっても、あなたが
選んだ道を信じて歩いて行って下さい。
時には叱咤することもあるでしょうが、
私たちはいつでも〇〇の味方です。
基本的なことなので、もう少し アレンジ
を加えるなどして、子供に望むことを
素直に伝えてみて下さい。
日頃、なかなか本音で将来について語り
合うことも少ない時代です。
親子の絆を深める意味でも、立志式の
場を活かして下さいね。
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