歯肉炎の原因・細菌の繁殖とプラーク、ストレスも!予防法は?
血が出たりしていませんか。
それは 歯肉炎を起こしているのかも
しれませんね。
長い間その状態が続くと、いずれ歯槽膿漏
の原因になるため、放置しないで下さい。
歯を失ってしまうことにも繋がりかねない
ため、早期治療と予防を心掛けましょう。
そこで今回は、歯肉炎の原因と予防について
ご紹介したいと思います。
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目次
歯肉炎の原因とは?細菌の繁殖?
歯肉炎とは、歯周病のうち歯肉の炎症のみ
でとどまっている状態をいいます。
つまり、骨が溶け出す歯周炎の一歩手前の
状態を表していますが、いずれ骨を溶かす
原因となり得るものです。
では、なぜ歯肉炎を起こしてしまうのか、
というのは、プラーク(歯垢)が大きく
関与しています。
実は、このプラーク、単なる 「食べかす」
のことと勘違いしている人が意外と多い
のです。
プラークとは、食べかすをエサにしている
細菌(バクテリア)の塊や、細菌の代謝に
より形成される老廃物の塊を意味します。
白や黄色のネバネバした物質で、歯の表面
に付着しやすく、歯と歯茎の間に堆積しや
すいため、虫歯の原因にもなります。
特に唾液の影響を受けにくい場所に細菌が
付着すると、大量に 繁殖してプラークを
形成しやすくなります。
ですから、歯磨きを怠っていたり、十分
でなかったりすると細菌が増殖しやすい
環境を生み、それに伴いプラークの量も
増加します。
また、どうしても歯と歯の間や、 歯肉の
ふちに溜まりやすい傾向もあります。
すると、歯ブラシが届きにくく、歯磨き
では落としにくくなります。
さらに、たった2~3日で石灰化して硬い
歯石を作り、ブラッシングで落とすこと
も難しくなります。
歯石は、表面が凸凹しているため、細菌
がさらに繁殖しやすい場所を作りあげて
しまいます。
つまり、プラークを落とせていない状況は、
虫歯を作ったり、歯茎に炎症を起こして
歯肉炎の原因になることが多いです。
炎症は細菌と格闘している証でもあるため、
腫れを作ったり、時に 出血を起こしたりも
します。
いずれ歯周ポケットにも広がると、本格的
な歯周炎に移行してしまいます。
歯肉炎の治療・自宅の市販薬、抗生剤、レーザーでも!
歯肉炎の原因・ストレスも関与する?
歯肉炎が起こる仕組みはわかりましたが、
それ以外でも症状が進行してしまう原因
があります。
それはストレスや疲れ、栄養不足などの
口腔ケア以外のものです。
忙しくて生活が不規則になってしまうと、
体の免疫力や細菌に対する抵抗力が低下
してしまいます。
細菌に対する抵抗力が落ちると、歯肉炎
が進行することも十分予想されます。
もちろん風邪などもひきやすくなります。
体が疲れていたり、ストレスにより 自律
神経が狂い始めると、突然虫歯のない歯
に痛みを感じることもあります。
体内の活性酸素を大量に増やすストレス
という存在は、人間の命に関わる脅威と
なり得ます。
ちょっと疲れが溜まっていると感じたら、
なるべくゆっくり休む時間を作ったり、
生活のリズムを立て直すことも大切です。
また、そんな時こそ歯茎のマッサージを
兼ねて、ゆっくり丁寧にブラッシングを
行って下さいね。
歯茎の後退の原因は加齢、歯磨き、電動歯ブラシ?
歯肉炎を予防するには?
予防に大切なことは、毎日の 歯磨きが
一番です。
歯磨きを丁寧に行えば、細菌の繁殖や
プラークの形成を抑制することができ
ます。
歯茎が腫れたり、血がにじんでいたり
するようであれば、磨き方を見直して
みて下さいね。
歯と歯の間や歯と歯茎の間まで、時間
をかけて優しく磨いていきましょう。
「極細の軟らかめ」が最も柔軟に毛先
が動くため、歯科医でもおすすめされ
ることが多いです。
強い力でゴシゴシ擦る人は、歯茎を削
ってしまっている可能性もあるため、
将来的に 歯茎下がりも心配されます。
歯肉炎の場合、まだまだ歯磨きで改善
することができるため、今のうちに
治してしまいましょう。
また、ストレスを溜めないこと、睡眠を
十分取ること、栄養をしっかり摂ること
も、予防には大切です。
歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたり
する人は、歯周病になりやすいとされる
ため、起きた時に違和感がないか、チェック
しておきましょう。
歯肉炎の対策でしっかり歯磨きをすれば、
虫歯も予防できますし、当然治療費も浮く
ので 「一石二鳥」ですね。
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