夏の自律神経失調症の症状・原因・対策!悪化させないために!
「自律神経失調症」があります。
特別にこれといった原因や疾患が特定できない
自律神経系の症状を総称して呼んでいます。
患者さん本人の体質や生活スタイルも関わって
いるため、お医者さんとしても助言する程度しか
できない場合もありますよね。
この自律神経失調症、夏場は特に体調を
崩される方が多く、悪化させやすいのだとか…。
その原因とは一体なんなのでしょうか。
そこで今回は、夏の自律神経失調症の主な原因、
症状、対策などについてご紹介します!
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目次
夏の自律神経失調症・症状は?
夏場に起こりやすい自律神経失調症の具体的な
症状はいくつか挙げられます。
原因がわからない「不定愁訴」と呼ばれるものも
多いですが、ご自身の体調と比べ、該当するもの
があるかどうかチェックしてみて下さいね。
・頭痛やめまい、それに伴う吐き気
・全身の倦怠感や息切れ
・腹痛や下痢、嘔吐、または便秘
・胸やけや胃もたれ
・食欲不振や口の渇き
・四肢のしびれ
・冷えやのぼせ
・多汗、もしくは汗をかかない
・睡眠障害(不眠など)
・軽いうつ症状
すべて不快感を伴う症状で、読んでいる
だけで気分が滅入ってきますね。
もしもいくつか当てはまる症状がある場合は、
疑う余地がありますので、早めに専門医療機関
を受診してみましょう。
医師の診断を受けても解決策が見つからない
場合でも、他にも 対策としていくつかの方法
がありますよ。
夏の自律神経失調症・主な原因は?悪化させやすい?
自律神経失調症は 交感神経と 副交感神経の
切り替えがうまくできない病気です。
この病気が夏になると悪化しやすいのは
なぜでしょうか。
その原因は大きく分けて2つ程ありそうです。
ひとつは、夏の長期休暇などで 普段の生活サイクル
と違った行動するようになることが挙げられます。
夏休みが長い子供や学生さんは特に注意が必要
ですね。
例えば、朝はゆっくり起きてきて、夜は夜更かし等、
昼夜逆転の生活を送るようになってしまった…。
または、外出することが減り、身体を動かすことが
少なくなった…などなど。
普段とは違う生活習慣が身体の負担となり、交感神経
と副交感神経の切り替えが難しくなっている場合が考え
られます。
生活習慣が乱れると三度の食事も規則的に取ることが
難しくなり、食生活のリズムも乱れてしまいます。
一方で、冷たいアイスクリームなどを食べ過ぎたり
して、 栄養の偏りも問題になりますね。
もうひとつは、自律神経失調症ではない方でも罹り
やすい「クーラー病」の影響が考えられます。
主にクーラーの効いた屋内から暑い屋外に出るなど、
気温差の激しい場所を行き来することで、 体温の
調節機能も乱れてしまいます。
血管を収縮・拡張したり、 発汗を促したりして、
人間は体温を調節していますが、それも自律した
神経が私たちの意思とは関係なく働いていること
で、健康が保たれています。
いずれにしても、戦闘モードの交換神経とリラックス
モードの副交感神経の切り替えそのものが難しくなって
いるのが一番の原因ですね。
夏バテの原因と症状、対策に必要なものとは?
夏の自律神経失調症・対策は?
夏に自律神経失調症を悪化させてしまうのは、
前述した通り、「日常と違う生活サイクル」と
「激しい気温差」などが大きな要因となります。
したがって、自身の生活を振り返ることが改善
への大きな一歩となりそうです。
以下、夏に自律神経失調症を悪化させない為の
対策をいくつかご紹介します。
・休暇中もなるべく普段と同じ生活を送るよう心がけましょう。
・冷房がきいた部屋では肌の露出を控えた服装にし、身体を冷やさないようにしましょう。
・外気温との差はなるべく5℃以内に抑え、屋内外との気温差を最小限にとどめましょう。
・適度な運動でしっかり汗をかきましょう。
・入浴は交感神経と副交感神経のスイッチを上手に切り替えてくれるので、疲れてだるいなどの症状がある時は、ゆっくりお風呂に浸かりましょう。
・身体を冷やす冷たい食べ物はほどほどにしましょう。
・そうめんばかり食べたりと栄養の偏りも回避しましょう。
・何らかの症状がある方は、寝る直前に5分程度腹式呼吸をすることで自律神経を正常に戻す作用があります。
なんとなく全身に倦怠感があったり、食欲不振、
のぼせ、生理痛などがひどくなったりしたら、
漢方薬を服用するのも1つの方法だと思います。
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