稲妻の意味・語源・由来!なぜお菓子のエクレアに名付けられた?
怖い雷を見る機会が増えますね。
今の天気予報などでも発生を予測できない
こともあるようです。
そして、雷が落ちる際にピカッと光る 稲妻
ですが、なぜこのような名前になったので
しょうか?
あまり深く考えたことがない人も
多いかもしれませんね。
そこで今回は、稲妻の意味や語源、由来
などを中心にご紹介します。
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目次
稲妻の意味は?
稲妻には、実はいろいろな意味があります。
①空中電気の放電によって生じる電光のこと、
また、それが雲に反映した状態を指します。
つまり一般的には、雷が落ちるときに
ピカッと光るあれですね。
そのほかにもいくつかあります。
②動作が非常に素早いこと・時間がきわめて
短いことのたとえ。
③蔵などの「鍵」を表すこともあります。
④ 「金屏風」のことを稲妻と呼ぶことも。
②は、電光の落ちる早さが由来となっていて、
「稲妻のごとく飛び散る」などといった
使われ方をします。
③は電光の形に似ていることから、
④は色や輝きが似ていることから、
その意味をもたらしたものと考えられます。
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雷光の稲妻の由来・語源は?
そもそもの稲妻とは、 稲の夫(つま)の意
から生まれた言葉で、雷光の由来にも
なっています。
古代、稲の結実期に落雷が多いことで、雷光が
稲を実らせているという信仰があり、それが
語源となっているようです。
そのために、稲妻は 「稲光」「稲魂」「稲交接」
とも言われ、頭に「稲」がつけられています。
稲妻の「妻」とは、夫婦や恋人が相手を呼ぶ
のに使っていた言葉で、男女関係なく夫・妻
ともに“つま”と呼んでいました。
雷光が稲を実らせる、つまり雷光が夫、稲が妻
という考えによって「稲妻」という漢字があて
られるようになったようです。
ちなみに、雷と稲妻の違いを、こういった語源
から考えると、稲妻は光を、雷は音を指すという
ことになります。
ただし、現代においては、稲妻は光を、雷は
放電現象そのものを意味する言葉として使われ
ています。
雷の落ちやすい場所や物・金属は関係ない!
エクレアの意味が稲妻なのはどうして?
洋菓子の 「エクレア」は、19世紀にフランスで
誕生した人気のスイーツです。
このエクレアとは、フランス語のエクレールが
派生した外来語ですが、エクレールというのは
「稲妻」という意味だそうです。
なぜ稲妻なのかということについての由来には
諸説ありますが、シューを焼いたときに表面に
できる割れ目が稲妻に似ているからという説。
シューの上にかける チョコレートや アイシング
がつややかに光っていて、その光が稲妻に見える
という説。
中のクリームが飛び出たり、表面のチョコレート
が溶けないうちに“稲妻のごとく”すばやく食べる
ようにという意味で使われたという説。
雷神が天空を翔けていったときに落とした糞を
模しているなどといった説があります。
スイーツの語源でもはっきりしていないことも
あるようですね。
夏の時期は、夕立の時間帯になると雷や稲妻を
見ることも多くなるかもしれません。
そんなときは今回紹介した言葉の由来などを
思い出してみてくださいね。
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