ニラの栄養と効能・消化吸収は?加熱すると?妊婦さんに良い?
ニラと聞くと、どんな料理を想像をしますか?
「レバニラ」「ニラタマ」などでしょうか…。
ピンと来る人も、来ない人も、
ニラって、高性能な食材だということは
あまり知らないと思います。
実際、私もこんなに栄養満点名食材だとは
思いませんでした。
今回は、そんなニラの知られざる栄養と効能をご紹介いたします。
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目次
ニラの栄養と効能は?
ニラの栄養素はざっというと
以下のようなものがあります。
カロテン・ビタミンB2・ビタミンC
カルシウム・硫化アリル・・・。
また、主な効能は、
冷え性緩和・整腸作用・疲労回復など。
レバニラなどの料理は精がつくと
よく言われるますね。
レバーにはビタミンB群が豊富なので、
血行を促進し、胃腸の働きを助け、
風邪の予防や回復にも効果があるからです。
では、ニラと合わせるとどんなメリットが
あるかのかは次項で説明しますね。
カロテンは免疫の働きを助けます。
ビタミンB2は皮膚や粘膜組織の働きを促進。
ビタミンCは細胞と細胞の間を結ぶコラーゲン
というたんぱく質をつくるのに不可欠です。
カルシウムは骨の強化に繋がり、
硫化アリルは血栓予防(脳梗塞、心筋梗塞)や
血中コレステロールの増加抑制(動脈硬化)の予防にも。
その他、インスリンの分泌促進、免疫機能の向上、
癌の予防等に有効だといわれています。
ざっと挙げてみるだけでも
凄い効能を持つスーパー食材です。
特に最後の「硫化アリル」はたまねぎや、
にんにくにも含まれている成分で、
たまねぎを切ると目がしみるのは
この成分によるものです。
ニラの栄養と効能・消化吸収に良い?
では、もう少しピンポイントで見ていきましょう。
ニラ自体は、実は消化が良い
食材とは言えません。
なぜかというと“硬い”食物繊維が豊富に
含まれているからです。
しかし 「硫化アリル」には胃腸の働きの促進
という効果もありますので、それを差し引くと、
まあまあといった消化吸収速度になります。
また、ビタミンBが豊富なレバーと合わせると
消化吸収効果が高まりますので、
一緒に摂取するレバニラは、
実はよく計算された料理なのです。
ニラの栄養と効能・加熱するとどうなる?
あと気になるのは、実際 加熱調理したときに
栄養素はどうなるかということですね。
ビタミンB群やCは長時間の加熱調理をすると
効果が半減してしまうことはありますが、
他の成分は特に問題なく摂取することが可能です。
よって、できれば煮物などには最後の方に
投入すると、栄養を損なうことなく
摂取することができるということです。
また、非常に優秀な「硫化アリル」は、
加熱すると甘くなるプロピルメルカプタン
という物質に変化します。
ニラや、たまねぎが加熱すると
甘くなるのはこのためです。
ちなみに効能はほとんど変化はありません。
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ニラは妊婦さんに良い?
妊婦さんなら一度は聞いたことがある栄養素に
「葉酸」があるかと思います。
これはビタミンB群の一種で、
おなかの赤ちゃんの脳や脊髄の発育に
大切な栄養といわれています。
ニラにはこの葉酸が豊富に
含まれていますので、かなりお勧めです。
また、骨の強化につながる カルシウムや
鉄分、カリウムなどのミネラルが含まれていますので、
おすすめしない理由が見当たりません。
食物繊維は便秘解消にも繋がりますので、
お困りの方にも有効だと思います。
また、この季節、薬の飲めない妊婦さんには
風邪の予防、回復効果も魅力的です。
献立にお悩みの場合は、
ぜひニラをたくさん使った料理を・・・。
いかがでしたか?
知っているようで
あまり知らないニラの効果。
キムチ鍋などにたくさん入れて食べると
寒い冬も元気に乗り切れそうですね。
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