鳥肌胃炎の治療と予防・ピロリ菌除去や食事で治る?再発は?
悪性度とその進行の早いスキルス性胃がん。
その初期段階といわれる 「鳥肌胃炎」をご存知でしょうか。
ただの胃炎と思い、過ごしていたら、
気がつけば手遅れ、最悪な状態に・・・。
そうならない様にするにはどうしたらよいか?
食事や再発防止は?
鳥肌胃炎に関しての治療・予防策などについて
ご紹介しましょう。
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目次
鳥肌胃炎、治る?再発は?
鳥肌胃炎の原因は、 ピロリ菌の感染であるとされ、
酸性である胃の中でも生きることが出来る細菌です。
幼少期にピロリ菌に感染すると
胃の出口近くにまるで鳥肌が立った様に
ブツブツとした均一で顆粒状の粘膜になります。
内視鏡などで確認されると
鳥肌胃炎と診断されます。
その後、胃粘膜に慢性的な炎症を起こし
胃粘膜の萎縮が起こり、徐々に進行します。
これにより、発ガンのリスクが高まります。
通常、ピロリ菌の除菌を行うことで、
胃がんの発生リスクを1/3まで下げることが出来ます。
しかし、鳥肌胃炎自体が表面上綺麗になったとしても
実はガンになるリスクを負っていることに変わりありません。
つまり治るのも難しく、
また治ったとしても再発のリスクも高いのです。
状況に応じ、1年毎の胃カメラ検査などで
確認して行くことは非常に重要になります。
鳥肌胃炎、食事で改善?ストレスも原因?
鳥肌胃炎と診断された場合や、綺麗になった後でも
食事には気を遣った方が無難と言えます。
熱すぎるものや刺激の強いもの、塩分や脂質過多になる、
ジャンクフードもあまり良くありません。
薄味や消化の良いもの、1回の食事量を減らし、
牛乳やヨーグルト、ヒレ・ささみ・白身魚などが有効。
胃酸の分泌を促進する 香辛料や
ニラ、セロリなどといったものも控えましょう。
アルコールやタバコといったものも
胃の負担になりますので注意!
そして1日三食、規則正しい時間に食べる様にします。
原因にストレスを挙げられることもありますが、
直接的ではありませんが無論考えられます。
ストレスは何かと体に不調を与えるものです。
そしてストレスを感じた際の胃の中は
「血の海」と化すのをご存知でしょうか?
胃炎などでも胃の中は炎症を起こしたり
するものですし、強い刺激を与える様なことは
もっとも胃に良くないことです。
鳥肌胃炎の治療は?
鳥肌胃炎の治療方法は、
まずいわずと知れたピロリ菌の除菌(洗浄)。
1度の除菌の成功率は70~80%、
失敗しても二次除菌で80~85%です。
二次除菌までは 保険適用で治療が可能です。
7日間、薬を服用し、服用終了後4週間以上あけて
除菌が出来ているかどうか再検査を実施します。
耐性菌が増えるので、必ず検査で
除菌出来ているかどうかの確認は重要です!
その後、1年に1度程度の経過観察などを伴います。
場合によっては鳥肌胃炎に伴って、
微少胃がんや、早期胃がんを発症しているケースもあります。
それだけ胃ガンの発症リスクの高い胃炎ですね。
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