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牡蠣による食中毒・原因、症状、対処、ウイルスの潜伏期間は?

牡蠣による食中毒

牡蠣による食中毒・原因、症状、対処、ウイルスの潜伏期間は?海のミルクとも呼ばれる 牡蠣が大好物だという方は
非常に多いのではないでしょうか。

特に冬の間は、わざわざ産地に出かけて
食べる人がいるくらい人気ですよね。

 

でもちょっと待って下さい。

牡蠣は食中毒が怖い食べ物です。

「あたってしまったら、強制ダイエットだわ」
などと乱暴なことを言わないようにして、
牡蠣による食中毒について詳しくなっておきましょう。

 

充分な加熱処理がなされたら、ほぼ安全ですので、
今回は生で食べる場合を対象としてお話しします。

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目次

牡蠣による食中毒の原因と症状

元々、 貝類は食中毒を起こす可能性が高く、
特に牡蠣のように生で食べる機会の多い二枚貝には注意が必要です。

海水がなんらかの原因でノロウイルスに汚染されている場合、
その汚染された海水が、牡蠣の腸管を通り、
ノロウイルスが内蔵部分に取り込まれます。

 

牡蠣の中でノロウイルスが増殖することはないのですが、
えら呼吸によって常に海水を体内に取り込み続けているので、
ノロウイルスがどんどん蓄積されていきます。

 

それを人間が食べた場合、
ノロウイルスによる食中毒を発症するのです。

人が感染すると、下痢や嘔吐と共に強い腹痛に襲われ、
発熱を伴う場合もあります。

 

通常、3日程、長くても一週間程度で回復し、
ノロウイルス自体で死亡にまで至るケースは稀です。

 

しかし、小さな子供やお年寄り、過労などで身体の弱っている人は
下痢や嘔吐による 体力の消耗 脱水症状が原因で、
死亡の危険にさらされる可能性が考えられます。

ですから、生で食べる場合には十分な注意が必要です。

 

 

牡蠣による食中毒・ウイルスの潜伏期間は?

体内に取り込まれたノロウイルスが増殖し、
嘔吐などの症状が発症するまでの時間は短くて半日、長くて3日程度です。

ノロウイルスに感染したからといって、
すぐに症状が出るわけではありません。

 

また、同じように牡蠣を食べても
症状が出る人も出ない人もいます。

さらに、同じ個人でもこの前は大丈夫だったのに
今回はあたってしまった、ということもあります。

 

 

牡蠣による食中毒・あたった時の対処法は?

嘔吐や下痢などの症状が続く場合は、
体内にウイルスが存在しているわけですから
すぐさま病院へ行って下さい。

 

症状の軽い人は、病院で行こうと思っているうちに
治ってしまうかもしれませんが、決して油断はできません。

 

本人の症状が治まったあとも、
一週間くらいは体内からノロウイルスを排出している可能性があります。

その期間に、他の人に 二次感染させてしまう恐れがありますので、
受診することをお勧めします。

 

もし、あたってしまって家で休んでいる間は、
スポーツドリンクを無理のない程度に時間をかけて少量ずつ飲み、
可能であれば消化の良いものを少しずつ食べるようにします。

 

吐き気止め、下痢止めなどの薬
体内からのノロウイルスの排出を妨げますので、
素人判断で飲まないようにして下さい。

 

もちろん病院へ行ったからといって、
ノロウイルスに対する特効薬があるわけではありません。

しかし、正しい対処方法を教えてもらえますし、
脱水症状が激しい場合は点滴もしてもらえます。

 

牡蠣による食中毒を予防するには?

「生で食べたい」と思うのも無理はありませんが
充分に 加熱しておけば、安心です。

 

どうしても生食したい場合は、
食品衛生法第7条第1項で規定されている基準を満たした
「生食用」と表示されたものにして下さい。

保存方法に注意し、必ず消費期限内に食べることです。

 

生牡蠣の処理に使用したまな板、箸、皿など調理器具は、
熱湯消毒してから他の物の調理に使用するようにしましょう。

扱った後には石鹸で手をよく洗って下さい。

 

また、不幸にして発症してしまった家族がいる場合には、
タオルや食器など患者が使用したものを共用してはいけません。

患者が使用したものは必ず熱湯消毒をします。

 

看病する時、特に汚物の処理をする時は
素早くビニール袋などに入れ、
塩素系の漂白剤や消毒剤を振り掛けたうえで密封します。

作業はマスクや手袋をして行い、作業後はよく手を洗います。

 
 

「怖いけれど食べたい」というのが正直なところですよね。

食中毒に対する正しい知識をや対処方法を知った上で、
「生食用」と明記されたものを楽しみたいものです。

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