彼岸花の花言葉とは?別名は? 特徴や時期もご紹介!
彼岸花という花をご存知でしょうか?
皆さん、この花は、日本が原産ではなく、
中国から帰化したものだと考えられています。
稲作の伝来時に土と共に鱗茎が混入してきて広まったといわれています。
名前の由来もその名の通り、
秋の彼岸の頃に花が咲くことから、その名が付いています。
そこで今回は、彼岸花の特徴や別名、時期や花言葉などについてご紹介します!
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目次
彼岸花の特徴
彼岸花は、日本の秋の風物詩となっている花ですね。
ヒガンバナ科のヒガンバナ属の多年草で
種類も何十種類もありますし、花の色も豊富です。
白色、黄色、赤色、青色、紫色、オレンジ色、ピンク色
と彩りも豊富なのですが、とくに赤がイメージが強いですね。
花弁は強くそり返り、6本の糸のようなおしべとめしべが
長く出ているので、線香花火のように見えるといわれます。
また、特に鱗茎にリコリン、ガランタミン、
セキサニン、ホモリコリンという毒を多く含んでいる花です。
口に入れてしまうと下痢や吐き気を引き起こしたり、
ひどい場合だと死に至ることもあるので、危険な花としても有名です。
綺麗な花からは想像できない程の毒素があるんです。
元々 「彼岸」という言葉は、お釈迦様が悟りを開き、
涅槃に入られたという、いわゆる「あの世(極楽浄土)」を指しています。
これに対し、私たちが今生きている世界は
煩悩や苦しみがある世界である 「此岸」と呼ばれます。
ですから、この花をうっかり食べてしまうと
毒によって、すぐにあの世へ旅立つという名前の由来に関する説もあります。
彼岸花は繁殖力も強く、林の中や半日陰の場所を好むため、
全国各地で群生している場所も多く見られますね。
秋には群生しているところが真紅に染まる光景は見事ですものね。
彼岸花の時期はいつ?
彼岸花の開花の時期は、基本的に9月中旬から9月末頃で、
ちょうど秋の彼岸の頃に咲くといわれます。
ちょっと涼しくなってきた9月頃に茎が伸び始め、
その後、きれいな色の花びらが見られるようになります。
花のあとに葉が伸びてきますが、
冬と春を越してまた夏が来る頃には葉が散ってしまうそうです。
お彼岸の由来と期間
彼岸花の別名とは?
彼岸花には「曼珠沙華」と呼ばれる別名があります。
これは、法華経などの仏典に由来します。
良いことが起こる、いわば「吉兆」として
天上から赤い花が降ってくるとされています。
ただ、仏教で呼ばれている曼珠沙華は「白くやわらかな花」であり、
今の外観とは似ても似つかぬものがあり、少し矛盾点もあります。
この花の毒によって死ぬ人もいたため、
「死人花」「地獄花」「幽霊花」などの別名もあり、
日本では忌み嫌われていたところもあります。
彼岸花の花言葉は?
彼岸花の花言葉は、「悲しい思い出」です。
また、独特な美しさとはかなさを持つため、
「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」という花言葉もあります。
ちょっと切ない気持ちになってしまいますが、
花の命のはかなさを示すものが多いです。
一方で、燃えるような真っ赤な花びらを持つため、
「情熱」という意味もあります。
とくに恋人に向けた花言葉が多く、
その他、「あきらめ」という意味も持っています。
お彼岸が過ぎると、
次第に散っていくはかなさから来ているのかはわかりませんが、
「あきらめないで!」と真矢みきさん風に言いたいと思います。
ちなみに花言葉には1つの花でたくさん意味を持つことが多いのですが、
なんとなく不思議な感じがしますね。
全く逆の意味を持っている場合もありますので・・・。
今年も真っ赤に染まった彼岸花が見れるのが楽しみです。
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