日本の柿の種類と特徴・大きい品種の方が人気!?

秋に食べる 柿は、日本の果物の中で最も歴史が古く、
弥生時代以降から存在していたといわれています。
今では、様々な種類のものが日本各地で生産され、
また、世界でも「kaki」で通用するほどになっています。
そのまま食べても甘味が強くて美味しいですが、
干し柿にするとなんと砂糖の1.5倍の糖度になります。
そこで今回は、日本の主な柿の種類と特徴についてご紹介します!
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目次
日本の柿の種類はどのくらいある?
柿は、実は1000以上の品種を誇り、
「熟した際に渋が残っているか」で下記の3タイプに大別されます。
・熟しても渋が抜け切らない「不完全甘柿」
・実が硬いうちは渋が抜けない「渋柿」
甘みが強いほど贈り物などに適しており、
とくに大きな品種は人気が高いですね。
また、干し柿にもブランドがある時代なので、
渋柿でもその価値は高いとされています。
大きい柿の種類
・富有(ふゆう)
日本で最も生産量の多い 完全甘柿。
甘みが強い上に果汁も多く、実も比較的柔らかい。
10月後半から市場に出回ります。
・太秋(たいしゅう)
大きくなると500gを超える 完全甘柿。
糖度が高く、サクサクとした食感が人気です。
また、種が非常に少ない特徴(通常2~3個程度)もあります。
四角形が丸みを帯びたような形をしています。
・次郎(じろう)
太秋を扁平にしたような形をした 完全甘柿。
300g以上にもなる品種で、静岡県で広く栽培されています。
実が締まって歯ざわりの良い食感で、富有の次に人気が高い品種です。
種もほとんど入っていないのも特徴。
・甲州百目(こうしゅうひゃくめ)
こちらも大きくなると500gを超える不完全甘柿。
実の下の方が尖っている、いわゆる釣り鐘型をしています。
渋抜きすると生食も可能な品種ですが、加工されることも多い柿です。
「蜂屋」や「富士柿」と呼ぶ地方もあります。
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・平核無(ひらたねなし)
種の無い不完全甘柿で、大きくなると300gほどになります。
こちらも渋抜きを要しますが、甘くて実が柔らかいのが人気です。
四角形に近い丸型で、少し扁平しているような形です。
11月頃まで市場に出回ります。
・早秋(そうしゅう)
平成15年に品種登録された比較的新しい 完全甘柿。
300gを超えるほどの大きさになります。
9月下旬には収穫できる柿で、
甘味が強く、実も柔らかいのが特徴です。
小さい柿の種類
・伊豆(いず)
静岡県の伊豆で誕生した 完全甘柿。
実は柔らかく、果汁が多いのも特徴です。
250g以下の平均より少し小さい品種で、
日持ちしないので早く頂きます。
・筆柿(ふでがき)
愛知県で主に栽培される不完全甘柿。
1本の木に甘柿と渋柿が同時になる特徴があります。
100gを超えるくらいの小さな柿ですが、
味は濃厚で甘味が強いのも人気です。
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・市田柿(いちだがき)
主に長野県で栽培されている渋柿。
こちらも100gを超えるほどのサイズで、
主に干し柿などに加工されていますが、
ブランド化されるほどの人気があります。
・西条(さいじょう)
広島で主に生産されている渋柿ですが、
渋抜きをすることで甘味を増す品種です。
干し柿にも利用されています。
丸というより縦長の形状をしており、
150g程度の小さめの柿です。
・溝柿(みぞがき)
主に静岡県で栽培される渋柿。
実の側面に4つの溝があり、「四ツ溝」とも呼ばれています。
こちらも150程度のやや小さめのサイズですが、
渋抜きによって甘味が強く感じられます。
ハート型をしているのも特徴的です。
個人的には「太秋」がお気に入りです。
サクサクとした食感は他のものより上を行っていると思います。
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