日々の気になるトリビアを先取りで紹介しています!

   

なしの種類と特徴・一番甘い品種は新高?南水?秋月?

なしの種類と特徴・一番甘い品種は新高?南水?秋月?秋の味覚といえば、やはり果物の なしですね。

あの瑞々しくてシャキシャキとした食感がたまりませんが、
実に、食べられる部分の約88%が水分らしいですよ。

一昔前はもっと酸味のあるものを食べていましたが、
今では、農園関係者の努力の甲斐もあり、
すごく甘い品種が増えてきました。

そこで今回は、主ななしの種類とその特徴
日本一甘いのはどれなのか?などの情報
についてご紹介しますね!

Sponsored Link

 

目次

なしの種類と特徴

まず、 「赤なし系」の主な品種からです。

・幸水(こうすい)
日本で最も生産量が多い代表的な品種で、全体の35%ほどを占める。
糖度が高く、酸味が抑えられており、
果肉も柔らかくて水分が豊富なのも人気の理由。

 

・豊水(ほうすい)
日本での生産量第2位で、幸水よりもやや大きいのが特徴。
糖度が高い上に、酸味も程良く、味が濃厚と表現される。
味のバランスが良いのも人気。

 

・南水(なんすい)
栽培が非常に難しく、その9割が長野県産。
幸水よりもさらに糖度が高く、酸味も少ない。

 

・新高(にいたか)
最大1キログラムほどになる大型の品種。
歯ごたえのある食感が人気で、水分も多く、
とにかく非常に甘いので、 「なしの王様」と呼ばれることも。
また、熊本県の「荒尾なし」が有名ブランドで、
香りが他のものに比べ強い。

 

・新興(しんこう)
二十世紀と今村秋を掛け合わせて作られたもので、
青なしと赤なしの良いところを併せ持つ。
果汁が多く、二十世紀よりも酸味を抑えた味わい。

 

・晩三吉(おくさんきち)
大型の品種で、やや酸味が強く、さっぱりした甘味が特徴。

 

・新甘泉(しんかんせん)
2008年に登録された比較的新しい品種。
糖度がかなり高く、程良い酸味と果汁の多さも特徴。

 

・にっこり
新高と豊水の交配種で、 「きらり」とともに栃木県でのみ生産。
大型の品種で甘味が強く、果汁も多い。

 

・長十郎(ちょうじゅうろう)
かつては日本を代表する品種だったが、
現在、その生産量は激減している。
発見者の当麻長十郎にちなんで命名された。

 

・新水(しんすい)
幸水、豊水とともに 「三水」と呼ばれる。
酸味が少し強い。

●その他
・雲井(くもい)
・愛宕(あたご)
・秋月(あきづき)
・稲城(いなぎ)
・多摩(たま)
・彩玉(さいぎょく)
・早優利(さゆり)
・秋甘泉(あきかんせん)

 

 
次に、青なし系の品種です。

・二十世紀(にじっせいき)
鳥取県産が8割を占め、日本生産量第3位。
甘味と酸味のバランスが良く、爽やかな味わいが根強い人気を誇る。
西暦を採用していない時代から鳥取に導入され、
その名称は当時としては画期的なものだった。

 

・菊水(きくすい)
現在生産量が少なくなったが、
幸水や豊水を生み出した功績が大きい品種。
糖度は高いが、酸味も強め。

 

・ゴールド二十世紀
1991年に作られた比較的新しい品種。
黒斑病に非常に弱い二十世紀にガンマ線を照射することで
改良に成功した価値の高いなし。

 

・なつひめ
赤なしを交配しているため、甘みが強く、酸味が少ない。
特有のシャリシャリ感は健在といういいとこ取りの品種。

●その他
・おさ二十世紀
・おさゴールド
・夏さやか(なつさやか)
・涼月(りょうげつ)
・優秋(ゆうしゅう)
・瑞鳥(ずいちょう)

 

 

なしの種類で一番甘いのは?

前述した他にもたくさんの品種があり、
非常に種類が豊富ななしですが、
一番甘いのは「南水」もしくは「新高」かもしれません。

 

「秋月」も非常に人気が高くなっており、
新しい「新甘泉」も今後の期待が高まってきています。

 

全ての種類を食べることは難しいので、一概には言えませんが、
贈り物にするなら新高は喜ばれると思います。

 

今では、度重なる品種改良の連続で、
続々と甘味の強いなしが誕生していますが、
どこかが間違っているような気がしないでもありません。

 

なし本来の美味しさは
甘味と酸味の両方のバランスだと思うのです。

とくに「二十世紀」を食べることが少なくなった今、
そう感じている今日この頃です。

一番甘いなしが一番美味しいとは限りませんものね!?

Sponsored Link


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。