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秋の七草の種類・覚え方や由来となった歌もご紹介します!

秋の七草の種類・覚え方や由来となった歌もご紹介します! 秋の七草、全てご存知ですか?

もしかしたら、1つも知らないという人も多いかもしれません。

どちらかといえば、お正月の1月7日の朝に
七草粥を食べる習慣があるため、春の方が有名ですよね。

そこで今回は、秋の七草の種類や覚え方や由来となった歌などをご紹介しますね!

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目次

秋の七草の種類と特徴

あまり馴染みが薄いのは、あくまでも 鑑賞するための植物を指し、
行事らしきものも一切なく、お粥にして食べる風習などもないからです。

しかし、 万葉集にもあるように、
山上憶良が詠んだという2種の歌がその由来とされています。

遠い昔の時代、
秋に野草などを眺めながら、俳句や短歌を詠むのが
風流の1つとされていたみたいですね。

 

秋の七草の種類としては・・・
 
・女郎花 (おみなえし)
現在の名称:オミナエシ
オミナエシ科オミナエシ属の多年生植物。

 

・尾花(おばな)
現在の名称:ススキ
ススキは漢字で書くと「薄」「芒」などと書き、漢検準一級の読みの試験にも出ますよ。
イネ科ススキ属で「茅(かや)とも呼ばれる多年生草本植物。

 

・桔梗(ききょう)
現在の名称:キキョウ
キキョウ属キキョウ科の多年生草本植物。
日本でも有名な花ですが、絶滅危惧種とされています。

 

・撫子(なでしこ)
現在の名称:ナデシコ
ナデシコ属ナデシコ科のカワラナデシコの別名。
もしくは、ナデシコ属の総称を指して呼んでいる場合もあります。
世界に300種ほど存在しますが、
日本固有の花も存在することから 「大和撫子」の由来になっているようです。

 

・藤袴(ふじばかま)
現在の名称:フジバカマ
キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。
桜餅のような芳香を放ち、昔から親しまれています。

 

・葛(くず)
現在の名称:クズ
マメ科クズ属の多年草。
根は葛粉や漢方薬に利用されています。

 

・萩(はぎ)
現在の名称:ハギ
マメ科ハギ属の総称を意味します。
秋のお彼岸では、小豆をこの花に見立てて、
おはぎを作って食べますね。
ちなみに、春のお彼岸の牡丹餅(ぼたもち)とは
名称が違うだけで、全く同じ食べ物です。

お彼岸の期間はいつから?

 

 
山上憶良が詠んだという2つの歌のうち、
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」
という歌には、全ての七草が含まれています。

「朝貌の花」は他にも候補があるようですが、
現在、桔梗の花という説が有力視されています。

 

秋の七草の覚え方

秋の七草の覚え方はとても簡単です。

現在の名称の頭文字を並べていくと、
「おすきなふくは」となります。

 

とりあえず、この頭文字を並べた言葉を覚えておけば良いのですが、
「お」は何だっけ? とならないようにご注意下さいね。
 

 

中秋の名月(旧暦八月十五夜)では、
ススキを飾ったり、月見団子をお供えしたりして、
1年で一番綺麗だとされる満月を鑑賞するのも良いですね。

現在は新暦(グレゴリオ暦)を採用しているため、
今年の場合は、9月8日の月曜日で、綺麗な満月が見れたら良いですね。

中秋の名月の由来やお供え物とは?
 

また、お彼岸にはおはぎを作って
お墓にお供えした後、太らない程度に食べて下さいね。

 

若い人はあまり興味を持てないかもしれませんが、
日本の伝統行事で風流を味わうのもまた一興ですね。

 

春や秋の七草だけでなく、
夏の七草もありますので、覚えておくと知識人に見られますよ!?

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