日本一暑い都市は?四万十市・熊谷市・館林市・多治見市
「日本一暑い都市」ですね。
毎年夏、話題になるのが猛暑になると40℃を超えるといいますので、殺人的な暑さです。
なぜいつも同じ都市ばかりが猛暑を記録するのか、よくわからなかったので、
フェーン現象や地形などの関係を調べてみました。
オゾン層の破壊で 地球温暖化が進んでいますので、
今年もきっと「日本一暑い都市」が話題になるでしょう。
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目次
国内最高気温41℃の記録を出した高知県四万十市!
全国927か所にある観測地点のうち、
30℃以上の真夏日を記録した地点が700地点を越えている日本。
2013年8月12日、高知県四万十市にある江川崎観測所にて
国内観測最高気温となる41℃を記録しています。
四万十市は、国内最後の清流ともいわれ、
また四万十川が有名であり市の中心を流れています。
41℃を記録した四万十市の西土佐地区は愛媛県境に近い山あいであり、
周りは山に囲まれています。
四万十市は海からの南風が届かないため空気が淀みやすく、
強い陽射しが加わるとすぐさま気温が上昇します。
また、四万十市には「アチチうなぎ」という四万十市特産のうなぎのキャラクターが、
日本一暑い都市・四万十市を盛り上げようとしています。
愛称は「しまッチ」で、今後の活躍に期待です。
40.9℃の記録を持つ埼玉県熊谷市!
埼玉県熊谷市は2007年8月16日に、国内観測史上最高気温の
40.9℃を74年ぶりに更新した都市で有名です。
なぜこんな気温を記録するのかというと、風向きの関係になります。
東京都心方面から熊谷市方面に風の流れがあり、
都心の温められた空気が流されてきます。
地形を観測すれば、南は秩父山系、西は妙義山など、北は関東北部の山地であり、
関東平野にありながら、盆地状の地形でフェーン現象が起きやすく、
暑くなる条件はそろっています。
また、熊谷市は「ニャオざね」というご当地キャラクターがいます。
市民と行政との共働の街づくりに関心と親しみを持ってもらうことを目的として
2008年に「市民活動イメージキャラクター」として誕生しました。
熊谷市はニャオざねとともに「日本一暑い都市」奪還を目指しているのでしょう。
群馬県館林市では40.3℃を記録している!
群馬県館林市は温帯湿潤気候のうちの太平洋型気候区に属し、
夏は暑くて雨が多い特徴があります。
また、冬には新潟県境や山地を越えて乾いた風となって吹き降りる
「からっ風」が強く吹き、寒い日が続くということなどで有名です。
そして、群馬県館林市には「ぽんちゃん」という分福茶釜で知られる
タヌキのキャラクターがいて、頭にはつつじをつけており、胴体は茶釜で作られています。
ゆるキャラグランプリでは上位を目指しています。
暑いっ!!岐阜県多治見市!
岐阜県多治見市は人口約11万5千人。
岐阜県の南部にあり愛知県との県境に位置し、山に囲まれた町です。
全国の焼き物のシェア50%を誇る「美濃焼き」が名産物として知られています。
2007年8月16日に埼玉県熊谷市と並んで観測気温40.9℃を記録しています。
多治見市は高気圧の中心付近が上空にあり、さらに名古屋のヒートアイランド現象
による熱風と、フェーン現象による熱風が重なって起きたといわれています。
そして、多治見市をアピールする「うながっぱ」というキャラクターは、
多治見市内の温度が38℃を超えると、多治見駅前で道行く多くの人々に
うちわを配る「うながっぱ」の姿が見られることで有名です。
今年の「日本一暑い都市」は新興勢力が出てくる可能性もありますね。
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